昨夜から仕事用に持参したノートパソコンの調子がよくなかったのだけど、今朝とうとう起動できなくなった。
電源を入れると「かちょんかちょんかちょん……」とハードディスクがひっきりなしに奇声を上げて、長いことそれをやったかと思うと、真っ黒な画面に「OSが見つからへんがな」という表示。OSが入っていない訳がないので、これはハードディスクの物理的故障かな……このノートパソコンで施設到着日から昨日までの日記をつけていたのだけど、間一髪、昨日の夕方に日記ファイルのUSBメモリに移しておいた。
こうなることを予想してやった訳ではないので、よくバックアップを取ったものだと胸を撫で下ろしている。
では、今日付の記事からはどうやって日記をつけているかというと、携帯電話のメール機能を利用している。書き上がったらパソコンに送信する。
データ通信は電力を喰うので乾電池でしのいでいる現在、とても厳しい状況だが致し方ない。
そんなアクシデントもありながら、断食五日め。施設滞在も今日を含めてあと三日。今日から回復食を取ります。写真が今日の朝食。
茶碗に入っている赤黒い固まりは玄米に小豆を混ぜて炊いたものに白胡麻がかかっている。小さい器は大豆の煮物。それに刻んだ紫蘇の葉とキャベツと玉ねぎが入った味噌汁。玄米は一ト口につき百回噛むようにと指導される。
沢山噛むから、写真では質素に見えるこの食事で充分満腹になる。
ここの施設のやり方は、断食によって身体にたまった毒素を抜いてしまい、その後、徹底した玄米菜食で健康な身体を育んでいくというもの。そしてよく噛む習慣を身につけて健康を維持するのだ。
よく噛むことで食材の栄養を余すことなく体内に取り入れられるし、消化にもいいし、少量で満腹感を感じるので小食で済む。お勧めだ。
食事は一日二回、朝と夕。「一ト口100回」を実践していれば空腹感に苛まれることもない。
この施設に入る少し前から玄米食に切り替えていたのだけど、退所した後も続けようと思う。少しでおいしくて身体にいいなんて理想的だ。
回復食を摂りはじめて、流石にグルメ番組を見ても平気になった。いや、むしろ食べものが出てくる番組ばかり見たくなる。不思議だ。