衛澤のどーでもよさげ。
2005年06月16日(木) 上げてはみたものの。

昨夜、こっそり更新記事をアップロードしました。一応トップページに「new」マークを付けて最終更新記録を更新してあるので注意深い方は御気付きだったかと思います。

新しくアップロードしたのは短編小説の習作です。題材は昨年一年間連載した作品。本編で書ききれていない部分を少し切り取ってみました。
試みとしては、某出版社の編集記者さんに言われた「感覚的な文章」をできるだけなくして、ひとつひとつきちんと言葉を構成して一本の作品を構築することを目的とした制作だったのですが、どうもいまひとつできていないようです。

半年振りの小説執筆だった訳で、それだけで私自身が随分昂奮してしまったのでしょうね、推敲が巧くいっていません。もっと構成を考えるべきだったなあと公開してから後悔するという洒落にもならないことをしてしまいました。これでも第四稿なのですけどね。
書いていて愉しかったのですが、書いて愉しいだけでは駄目なんですよ。素人じゃないんだから。いま更言うほどのことでもない当たり前のことですが。

ただ、ここ幾らかの間に「経緯を知らない人は予想もつかない解釈をしてしまう可能性もあるのだからその場限りに書くことをしてはいけない」というようなことを訳知り顔で周りの人が私に言ったことに対してのアンチテーゼを今作には含ませてはいます。
たとえ連続したものの一部であろうとそれは独立した読みものとして成立させておかなければならないという私の持論とその結果、そして「予想もつかない解釈」は書き手の予想のうちに既に入っているのだということを、作家の方法で明らかにしたつもりでいます。

仕上がりは、書いた本人としてはあまりよいものではないと思います。しかし今作を執筆することで、私という存在は「小説を書く」ということにほんとうにいつも救われているのだということを改めて感じました。


【今日の新しいもの】
デジタルオーディオプレイヤを購入しました。一番重宝するのはトレーニングジムで有酸素運動をするときです(エアロバイクを漕いでいる間って暇なんですよ)。


エンピツユニオン


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