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■ 少し前の話だけど。
このところ、本当に物覚えが悪くなってしまった。 それで、思いつくままにメモを取ってそのメモを忘れるのだ。 そのあと、何かの弾みにそれが出てきて、ああそういえば、 こんな話しを日記に書こうと思っていたんだと思う。
そんな話しのひとつ。
駅に向かう道に面して、電鉄会社の社屋がある。 かなり古い建物で、道沿いに八重桜が植わっている。 桜が満開を過ぎたころになって、八重桜が満開を迎えた。
それをみて、私ときたら
「ああ、桜餅の木だ」
と思ったのだ。 八重桜のこんもりした花の下に葉が出ている。 それが満開になっていると、一本の木が 桜餅千個の木に見えてしまうのだ。
きれい〜というより先に、ごくって喉がなった。 パブロフの犬じゃないが、口の中に塩味のきいた こしあんの味がよみがえったのだ。
テレビで前に催眠術で大嫌いな果物を大好きなヒトに 見立てて食べさせる、という悪趣味な番組があった。 それを見ていた私も悪趣味だが、見事に当人は 不思議そうに、見た目は果物だけど確かにあのヒトだ、 そういったのである。
催眠術にかかっていたら、花ごとむしゃむしゃ食べて ああおいしいって本当に言ってるんだろうな私。
なんでもない、そういう話。
2005年05月10日(火)
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