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■ お花見
お花見をしたいというのを聞いて ああ、そんなことを考えられるような 幸せな人と同じ職場にいたのだなと しみじみ思った。
私には、遠い話だ。
その頃にまだここにいたとして気分的には 勘弁してよといいたい気持ちだ。
私は一体どうなるのだろう、どう思われるのか考え出すと 怖くなってこのままでいいと、いったんは申し出てみたけれど 今日は、結局、やっぱりもう嫌だ、どう思われても ここを出たいと決めた。
私には、力がないのだ。 頼ってくれる人にも申しわけない気持ちでいっぱいだ。 でも、それは私でなくても誰かしっかりした人なら できること。 むしろ私よりずっとうまくやるだろう。
企画で独自色を、バランスを考えていろいろやってきた私には あまりにも屈辱的な一年だった。 自信も無くしたし、何よりこのままいくとどうなるのか その責任を押し付けられるためだけに送り込まれたのかと 悲しかった。
寂しかった。
私のせいでもあるかもしれない。 そう考えると、私なんかいないほうがいいとさえ 本気で考えていた。 いたほうがいいのか、いないほうがいいのかなんて 誰にも結論を出せる話でないことも 分かっていたんだけど。
でも私を知ってくれている人は、そうはいない。 私は戦うことをやめた。 私であることを求められないのに、 拘っているのは私だけなんだって。
じゃあ、やってみなよ。 私の私的なこだわりなのか、年季からくる知恵なのか。 事件が起こったって知らない。
・・・どうでもいいわけない。 拘ってないわけがない。 本当は、とても苦しい、とても寂しい。
でもそれをお互い黙ってハラワタ煮え繰り返っていて うまくいくわけがない。だから、降りたんだよ。 それで自分が正しかった、そう思えるのなら、そう思っていい。 それでもその仕事にしがみつくならそうすればいい。
やめても食べていけるなら、ほっておけばいい。
やめたら食べていけないのなら歯を食いしばって しがみつけばいい。
私が頑張ることは、何ひとついいことがない。
2005年03月24日(木)
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