| 2011年10月15日(土) |
ドラマ「テンペスト」 |
録画していたNHKのBS時代劇「テンペスト」を観終わった。
舞台は江戸時代末期の琉球王国。 王宮を追われた前の王族の血を引く賢い女の子が、父親の過剰な期待の重圧に耐え兼ねて出奔した盆暗な兄の代わりに男に化けて王宮に入り、左遷された土地で女に戻り、今度は側室として王宮に戻るというストーリー。 「リボンの騎士」と「チャングムの誓い」を足して2で割ったような話である。(かなり乱暴な)
えーと、NHKはどこを目指しているんだろう……と首を傾げたくなるドラマであった。 だって、のっけから派手なCGで、雷ドカーンの龍が舞うのって。TBSドラマ「華麗なる一族」の将軍(ペットの鯉)のように、いっそ機械仕掛けにしたら良かったのでは。 そして主演の仲間由紀恵が出て来る度、シリアスなドラマの筈が所々でコメディ風味なため、思わず画面の中に阿部寛を探してしまう。 だって仲間の台詞の後に、「上田……!」と付けても違和感無いんだもの。 全体の流れとしては取り敢えず納得出来たが、突っ込みどころ満載のドラマであった。 主人と一緒に大笑いしながら観られたので、良かったけれど。
1番の癌はやはり、兄ちゃんだろうなあ。 さっさと始末しておけば良かったのにと、悔やまれてならない。 幾ら賢くても、ピンチの時に冷静な判断が出来ないなんて、身内の情が絡むと碌な事にならないものである。 やっぱりあの兄ちゃんが要らない子だろ。 産婆だか占い師だかが、相手を間違ったんだな。兄ちゃんを消しておけば良かったのに、全く。
|