天上天下唯我独尊

2011年10月14日(金) ナンバ

BSフジで鬼平犯科帳をやっている。
最後まで行ったら、また第1シリーズの第1話から放送してくれた。途中から観始めた者としては有難い。

初回放送は20年以上前だったのか。
役者達が若い。
そして女優達が美しい。
梶芽衣子ってそんなに美人だとは認識していなかったのだが、なんのなんの、大層な美人じゃないか。
多岐川裕美はやっぱり美しいし。よく見ると若干ロンパリだけれど、それを補って余りあるほどの美しさである。
天然キャラなのがまた良い。
嗚呼、美人っていいなあ。眼福眼福。

で、歌舞伎の人が主役だからか、周りの役者も歌舞伎の人が矢鱈多い。
一口に歌舞伎役者と言っても、歌舞伎じゃないお芝居ではかなり力の差がある。
中村橋之助は余り上手じゃなかったが、坂東八十助は良かった。
八十助と言えば、フジテレビのアナウンサーの近藤サトと不倫して略奪され婚したものの2年も経たずに離婚した話が有名で、元々歌舞伎に興味の無い私からするとどうしようも無い馬鹿男という印象しか無かったが、感心したのは、ちゃんとナンバで歩いていた事である。
流石歌舞伎役者、武士としての正しい歩き方を身に付けていたのか。
そしてちゃんと演技している。
役者としては優秀なのだ。
そして見た目も良いから、女も寄って来る訳だ。本人がしっかりしていないと、フラリと転んでしまうだろう。

最近は時代劇でも、ナンバ歩きが出来ない役者が多い。
特にぽっと出の若手。
1番酷かったのは、数年前にNHKの時代劇に出ていた栗山千明である。
男装の麗人役だったのだが、後姿が酷かった。
若い女性だから、腰が細い。それで袴姿で普通に歩くものだから、お尻がフリフリしていて見っとも無かった。
演技指導何やってんだよ! これでOK出す演出家の目は節穴なのかよ!とがっかりしてしまった。
多分ね、若い子はそんな事知らないと思うの。
だから周囲の大人がちゃんと教えてやって欲しいと思った事であったよ。

その前に、大人がちゃんとした知識を身に付けていないと話にならないんだけれどね。


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