天上天下唯我独尊

2011年01月20日(木) 映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

2009年のアメリカのアニメーション映画。
夕食後に観たのだが、最初の10分で泣いた。
というか、この10分だけの短編アニメでも良かったんじゃないかと思った。
「つみきのいえ」より泣けた。

子供向けアニメなのだろう、「そんな訳あんめえ」という話だが、これを子供に見せるのは道徳的に如何なものか……という場面が散見された。
えっ図書館の本は電話ボックスのタウンページと同じで切り取っちゃ駄目でしょとか、わざとじゃない人に暴力振るっておいて謝罪も無いのかよジジイとか、そのゴミどうすんだよそのまま置いて行くのかよしかも他国にとか、高い所から落としてお仕舞いなの!?とか。
結局全てを破壊しながらの決闘になるなど、如何にもアメリカ人の好きそうな話で、如何にもアメ公という感じの映画だと思った。
私から見るとアメリカ人の問題点がてんこもりだが、本人達は全く気にしないのだろう。
アメリカ人って、本当にてめえの事しか考えていないよな……と、完全には感動出来ない自分がいた。
最初の10分だけなら、本のシーンを除けば良い映画になったろうに。
アニメとしてのクオリティは高いのだろうが、どうにもあの絵は受け付けないし、肝心のストーリーが微妙で、一寸残念な映画であった。


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春 紫苑 [MAIL]

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