M−1グランプリを録画して全日本フィギュアを見ようと思っていたのに、日曜夜8時は主人がBS朝日の「ヒーローズ」を毎週録画予約していたのだった……くそう。 因みにヒーローズ、私は見ていない。 SFとファンタジーに関しては、もう卒業しちゃった感があり、興味をそそられないのだ。
仕方が無いので、M−1がCMに突入したらチャンネルをフィギュアに変え、フィギュアがインタビューに入ったらM−1に戻すという、忙しくて面倒臭い事をしていた。 偶にこういう事態に陥ると、2局同時録画の出来る録画機にすれば良かったなあと思う。 本当に偶になので、多機能物を買ったら買ったで、今度は無駄だと思うのだろうなあ。 というか、ヒーローズってそんなに面白い? あははー操作間違ったみたいでヒーローズの録画失敗しちゃったよ★と言ってM−1を録画しようか、と悪魔の考えが一瞬頭を過った。 実行しなかったけれどね!
で、どっちも楽しかった。 M−1は、優勝した笑い飯は勿論面白かったのだが、伏兵スリムクラブの印象が強烈だった。 主人は声を聞いて、 「これ、フランチェンじゃない?」 とすぐに看破していた。 凄い記憶力。私はちっとも気付かなかったわ。 「この世で一番強いもの」と、まさかの民主党が、意外性があって素晴らしかった。 特にお笑いという、最大多数に受け入れられたいという芸人の意識が働きそうな、ある意味営業マン的なところに、政治ネタを持って来るとは。 (言うまでも無いが、営業トークの3大禁忌、それは政治・宗教・野球ネタである) 嘗てエンタの神様で見たフランチェンものはちっとも面白くなかったが、M−1で見た彼等のネタは素晴らしかった。 道理で同一人物と気付かない筈だ(と自分を擁護する)。
女子フィギュアは、真央ちゃんの復活劇もさる事ながら、ミキティのガッツ・ポーズが凄かった。 グランプリ・ファイナルでもよっしゃあと心の声が聞こえそうだったが、更にパワー・アップしたガッツ・ポーズ。 ふんっと鼻の穴を広げて両手の拳を振り下ろすのは同じだったが、今度は足まで加わったのだ。 スケート靴の刃を爪先立てて、ガツンと銀板に叩き込む……ええと、これはスケート連盟的に大丈夫なのだろうかと心配になった。 朝青龍が土俵でガッツ・ポーズを決めたのは横綱の品位にかけると横審が物言いを付けたように、ミキティの振る舞いも品位にかけるのでは。特に女の子なんだし。 次の選手がまだ残っているのに、自分の演技が終わった後で故意に氷を傷付けるのは如何なものかと、素人目には映ってしまうのだが。
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