天上天下唯我独尊

2007年07月04日(水) 貧乏人の僻み

昨年6月に東京都渋谷区で女子大生が誘拐され、3億円の身代金が要求された事件で、東京地裁は被告の李勇(30)伊藤金男(50)の2人に、無期懲役を言い渡した。

この事件は、当時大きく報道された。
誘拐されたのが金持ちの一人娘で、母親はTVにもよく登場するという有名な美容整形外科医だったからである。(尤も私は事件が起こるまで彼女を知らなかったが)
美容整形外科は、客商売だ。
宣伝も兼ねていたのだろうが、この母親はTVに出ては、そのゴージャスな暮らし振りを披露していたらしい。
元々良いお家の出らしいが、結婚したものの離婚、大学の医学部に入り直し、医者として働きながら娘を育てたという。
才能と環境に恵まれていた事もあるだろうが、並の努力では無かっただろう。その点では感心する。
しかし世の中には、「あいつばっかりずるい」という理由で、他人のものを横取りしようとする人間がいるのだ。
別にずるかないのに。
何かを手に入れるには、それなりの努力が必要なのだ。
成功を手にした人は、そのために犠牲を払って努力をした筈。
それなのに、自分では努力をせずに、誰かが持っているものを掠め取ろうというその根性が許せん。
そりゃ犯人達だって、監禁場所となるマンションを用意したり、標的である女子大生の行動を探偵に調べさせたり、誘拐のための努力はしている。
しかしそれは、真っ当な努力ではない。努力する方向性が違うのだ。
こういう、根性の捻じ曲がった奴は、無期懲役になったとしても改心するのだろうか。
無期懲役は終身刑ではない。
伊藤金男(この名前が朝鮮臭い、こいつも外国人じゃねえのかという声も当時ネット上では聞かれたが、昔の貧乏な東北の農村では「金」の付く名前は別に珍しくも無かった。お金に縁のある人生になりますようにとの親の願いの籠もった名前で、「稼頭央」みたいなものだ)は50歳だから、牢屋でその生涯を閉じる可能性が大きいが、李勇はまだ30歳。
下手すると、生きて牢屋から出て来て、お礼参りをしないとも限らない。
(最近そういう本を読んだので、考えてしまう)
牢屋から出たら、本国に強制送還でもして欲しい。

ところでこの母娘について、漫画家の倉田真由美が「真相報道バンキシャ!」で、
「こんな贅沢な生活をしているなんて許せない!」
というような発言をしていたのが、浅ましかった。
自分で稼いだお金なのだし、余裕があって贅沢な遣い方をしているのだから、他人が口を差し挟むのはおかしいだろう。
倉田真由美は一般の貧乏家庭よりよっぽどいい暮らしをしていそうだが、仮令うちはこんなに貧乏なのに、格差社会だ!と思ったとしても、口にするのは、非常に恥ずかしくさもしい事である。
お金持ちって大変ね。貧乏人に僻まれるのだから。
私はもし宝籤が当たって億万長者になっても、誰にも言わないわ。
ダーリンと私だけの秘密〜ラララ♪(でも当たらない……)


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