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おとなの隠れ家/日記
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2004年10月03日(日)
甘栗




わたしにとっての甘栗といえば
飲み屋街には必ずといっていいほどに存在する「天津甘栗」だ。


これが九州だけのものかどうか、知らないけれど
長崎と福岡には、ある。


「飲みに行ったあとに、つい買っちゃう♪」


.....ではなくて
わたしの場合は、それ、たこ焼き。
お腹いっぱいでも買うという、よくないクセがある。(苦笑)


では、甘栗に何故、飲み屋街のイメージがあるのかといえば

わたしがこどものころ、親父が飲みに行った後に買ってくるお土産だったからだ。
それが何時ごろか忘れているが
起きていられる範囲で、親父のお土産は楽しみだった。


単なる食意地が張ったものなのか
親父が酔っ払って帰ってくるのをうんざりしていたのか

記憶は、決していいことで刷り込まれるとは限らないのだろうが。


いずれにせよ「天津甘栗」は、酔っ払いの親父が買ってくるもの。


栗は好きでも嫌いでもない。
季節になると、一度は食べようと思う程度。

実家にいるときは、蒸かした栗というのも出ていた。
大きな栗を包丁で二つに分けて、スプーンで穿って食べた。
悪くない作業だったが、トキメカナカッタ。(笑)


甘栗の場合
小粒で、手で皮がむける。
平面側に親指の爪で割れ目をつけ、栗の両サイドに圧をかけ、皮をむく....
というよりは、皮をとりはずす。
その下には強敵である薄皮が待っている。
上手く取れるときと、栗の実本体に、こびりつくものとがあって

こればかりは「運」だ。

何個も食べると、親指の爪の間が黒くなる。
しかし、それなりに格闘しながらくちに運ぶ甘栗の味は格別だったりする。
ついつい夢中になって食べる。


手にとって
味を想像しながら
やや手間をかける
だから美味しい



さざえ(最後のちゅるりんまで取り出せることに、こだわる)
ほうじょうみな(2〜3センチくらいの巻貝で、食べるためには吸引力勝負)
みたいに
遊び心をくすぐる食べ物が好きで

割けるチーズが好きなのも、そのあたりに理由があるんだろうが


最近では、皮むき甘栗が販売されている。
見た目も味も、皮付きで売られているものとほぼ一緒で
ラクじゃあるけど、面白くない、すすまない。

つまんな〜い。


袋をながめて「無添加・無着色」と書いてあるのをみて
体にはいいのかもね、と納得を。

でもな、栗の生産地は外国だし.....微妙だわ。