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おとなの隠れ家/日記
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2004年06月15日(火)
話半分 ラスト




ジョークやいたずらのような遊び心のあるものを除き、
故意に真実を曲げたり、騙すつもりのウソはキライだ。

人を陥れたり
金銭の絡む詐欺行為
人の心をもてあそぶような輩など

存在してほしくないが存在する。


人をみたら泥棒と思え

わかっているつもりだ。
にもかかわらず、ワナにはまることがある。
しかけてくる方もよくないが、わたしも甘いのだろう。

きっとこれからも幾らかは繰り返すのかもしれない。


ここで話を「話半分」に戻す。


わたしね、試してみたんだ。
話半分できこうと先入観を作り上げてみた。
そして話をきいてみる。
すると驚くべき現象が起こったんだよ。

半分は本当のことではないと思って話をきくと
「ありがとう」の言葉すら真実に聞こえてこないんだ。

半分だけありがとうなら、残りの半分は何なんだよ。
芝居か? それとも迷惑だということか?

半分に気をとられると、もう半分は何なんだろうと思ってしまう。


なんでも真に受ける.....そう言ってるわけじゃない。
話半分であるかどうかはきく側が決めることだと、わたしは思う。
わたしは真実はひとつだと思っていないようだし
ウソ発見器も持っていない。

話半分ということも真実かどうかわからないじゃないか。
こんなに面倒なことを考えながらヒトの話をきくのはイヤだ。
なによりも、

「ありがとう」が「ありがとう」にきこえない自分が心地悪い。

悲しくなってくる。


こんな思いをするぐらいなら真実でもウソでもなんでも結構だ。
まんまと騙されたって、ウソの話で踊っていたって
誰かのせいになんか、わたしはしないさ。
あとで自己反省でもするよ。(笑)


わたし的結論 
『話半分できく』は、不器用なわたしには向かない。
半分だけ本当ということを、きき分けられないからだ。

真実は知りたい。
だけれど追い求めているわけじゃない。

何が真実でどれが本当なのか、それは二の次。
本気にされると困るのであれば、冗談だと言えばいいし
本気にされないで困るのであれば、本気だと言えばいい。

そのために言葉があると思ってる。

言葉通りに伝わるかどうか、それもまた難しい話だが
言葉通りに伝えたいのなら、その意志が伝わってくるはず。
どうでもよければ、どうでもいいなりに。


*********


「はぁ、最近忙しくて、いきづまってるよ」

「めずらしいな、弱音はくなんて」

「海のそばで、ぼーっとしていたいぐらいに、まいってる」

「ハワイの別荘でのんびりなんてどうだ? 招待したいな、別荘もってればの話だけど」


別荘はないとのことだから、話半分で笑い話か?
わたしはこれを話半分では、きかない。
なぜなら、この話の中にある真実は、ハワイ云々ではなく
わたしを元気づけたいという気持ちだと思うから。


こういうことを書きたかったんだよな、ニュアンス的には。
でも、書けば書くほどに理屈っぽくなって自分でもこんがらがる。(笑)


話半分でも話全部でも、対わたしには同じことになるだろう。
それでもなお「話半分」ということをご希望であれば
処理方法がなくもない。

スベテ ツクリバナシ トイウコトデ。


おわり