よるの迷走日記
DiaryINDEX|past|will
友人はフェリーでの往復のため、先に便指定、札幌―函館往復の JR券を購入済み。到着時間が遅いため、夜景や教会群などの ライトアップは諦めなければいけない。諦めきれずぐずぐずとイヤな人再び。 どうも彼女の旅行に便乗させてもらってると言うことをついつい 忘れがちになってしまってたと思う。わがままで申しわけない。
朝は北大へ。クラークさんの像を見ておにぎりの朝食。 北海道大学広っ。構内に各学部の建物があるのは当たり前ですが、 川、池、ポプラ並木、旧農場、花木園はあるし山羊やら牛やら 馬やら鶏やら飼ってるし、歩いても歩いても大学。循環バス 通ってる大学。 無料公開されている博物館が古くて素敵でした。中身は最新で、 クラークさんの年譜(晩年破産していると言うのは初耳)から 札幌農学校の歴史、最新の北大研究報告から鉱石・化石の展示まで、 はっきり言ってそこらの科学文化センターより ふんだんで大量で贅沢な展示物です。すごいぞ。 これ理系の高校生見たら絶対北大来たくなっちゃうだろうな。 個人的にすごく感動したのはアイヌの言語を録音したと言う蝋管レコード。 百年以上前に米国人研究者が録音して、三十年前に見つかったもの。 これをデジタル処理して聞こえる部分をCD化して再生してるの。 ものすごいのはね、劣化や損傷がひどくて今の技術では読み取れないものも、 いつか技術が進歩して読み取れる時のために最新技術を駆使して レプリカを作ったと言うところ。何か夢があるなぁ。 こういう知への欲求、希望って久しぶりに目の当たりにした気がする。 昼食は学生に紛れて学食へ。相方はいくら丼、私はほっけの塩焼き。 ポプラは老朽化してて倒木の危険あり。並木通り抜け禁止。 横の花木園にいる新渡戸稲造氏の銅像の安否が気遣われます。 「危険なので気をつけてください」 どうやって?
『動物のお医者さん』の舞台も見て、今度は羊が丘へ。 クラークさんめぐり。札幌ドームが見えます。何か宇宙船みたいだなー。 羊達は暑いせいか木陰に集団で群れてはぷるぷるしていました。 群れるから暑いんだっちゅーの。一頭黙々と群れから離れて 草食ってる奴がいましたが、ああいうのが長生きするに違いない。 ここでも腰が引けて羊乳(高い)や羊乳アイスにチャレンジしそびれる。 年取ってファイティングスピリット(何に対してだ)が 弱まっちゃったんでしょうか。不甲斐ないなぁ。 お土産やさんにはクラークグッズがたくさんありました。商魂。 しかしクラーク像の前では幼児にも負けず同じポーズで写真を撮る私。 コスモスがもう咲き乱れてました。
夜、函館に移動。広すぎるぞ北海道。疲れてまたイヤな人になる。 旅に出て本性が出てるということなのか。小さすぎるぞ自分。
|