よるの迷走日記
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朝起きて、シャワーを浴びて朝食を食べて、自分の車で 空港に向かう。どうでもいいが父は前日、母に聞かされるまで 私の旅行を知らなかった。まあどうでもいいことである。
出発予定時刻より40分ほど早く着いた空港で、電話で予約した 帰りの分のチケットを発券してもらう。 中日本エアラインの函館―富山直行便。季節運行だし 大手ではないしジャンボ機でもないので、これは定価で買いました。 しかし……今時手書きだとは知らなかった。ちょっと驚いた。 搭乗手続きを済ませ、待ち時間に最初の一冊を読み切る。 こちらは快晴。向こうは小雨だと言う。しかし晴れ女だという 妙な自信があるので大丈夫だろうと思う。 わりと空いていたのと、「株主優待券」が利いたのか席は 窓側。隣人もなし。なるべく寝ることに努めたのでいいフライトだった。 新千歳空港から電車で小樽へ。この間に二冊目を読む。 小樽は晴れている。ほらね!
石原裕次郎の『銀座の恋の物語』が流れるプラットホームを出、 前日から小樽入りしている筈の相方に電話を入れる。……つながらない。 まあ待ち合わせまで時間あるし!が、連絡が取れたのは約束の 5分後、相方が駅に到着したのは20分後だった。 駅の名物迎の鐘の前で健気に待つ私。後ろで無邪気に小学生が 力いっぱい鐘を鳴らす。異郷の地で頭に響く衝撃と北海道とは思えない暑気に 何となくカミュの『異邦人』な気分になる。……読んだことないが。
道集合完了。イヤな人になって恨み言などこぼしつつ小樽市内を観光。 運河。水が汚いなー。公衆トイレも汚い。観光地とは思えない。 キワモノアイスのお店。アジアからの観光客多数。 無難にクリームチーズなんか頼んでしまったが、せめてワサビくらい 挑戦しとくんだった。 市内の至るところに古い建物がある。旧日銀小樽支店、現金融資料館が 面白かった。中で一億円(紙だけ)の重さを体感できる。 日銀のマークが必ずお札に印刷されているのも知った。カウンターが大理石。 ガラスを見まくる。アクセサリーの一つも買おうかと思ったが、 一軒一軒品揃えが違うため、優柔不断でいると後悔することになる。 ガイドブックお薦めの回転寿司屋は、外れ。2皿で出る。 口直しに熱いコーヒーを飲む。駅に戻り、札幌行きの高速バスに乗る。 途中の夜景が素晴らしい。北海道庁旧庁舎や時計台まで寄ってくれる 親切ぶり。ライトアップ綺麗でした。 宿に到着後、本場の味噌ラーメンを食べる。舌を火傷しそうに 熱かった。んまかったです。 夜食は富良野ポテチ、ラベンダーカルピスフィズ。
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