よるの迷走日記
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『海猿』観てきました。この時期邦画しか観たくなる作品が ないなんて!ホンマに今年の夏は小粒ですな。 ハリーが一人勝ちなのは目に見えてるって感じ。 ハウルは秋に移っちゃうし。立体造形物展で買った 「公開まであと何日?!シール」が空しい(7月までしかない)。 海猿さん達がめちゃめちゃかっこ良かったです。惚れてしまいそうでしたわ。
内容的には、以下ネタばれ↓。
展開は一言、海の『トップガン』。 精鋭の集まる訓練、ヒゲが渋い教官、優等生は超クールガイ。 途中で死んじゃう主人公の相棒、ドロップアウト寸前の主人公。 訓練の域を超えた危機、そして制服姿も素敵な卒業式。 そう言えばちゃんと観てないけど『ザ・ダイバー』とか いう映画もなかったか。デ・ニーロが海軍の鬼教官なの。
海猿さん達が気のいい連中なのが可愛かったけどね。 ドアにヌードポスター貼ったり何かとおケツ出したり 時々ほんとにサルみたい。 皆ヒロインに向かってお尻出してるときにダイバー姿で かっこいい主人公(とクールな優等生)のコントラストは かなり笑えました。 伊藤英明がチビノリダー(ちびノリダー?チビのりダー?表記に迷って 大変だった)と向かい合ってお猿さんの顔してたのも可愛かった。 あと、一回飛び込んだお店のいけすに後で「飛び込み禁止」の 張り紙があったのがこっそりツボ(笑)。 後、回想シーンの藤さんと国村さんのダイバー姿は中々 貴重な映像だったかも。ヘンで。
加藤あいも可愛いが、せいぜいあの分厚い月刊ファッション雑誌の 一ページ任せてもらえるかどうかのフリーか契約社員が、 いくら母一人子一人とは言え命にかかわる病気ならともかく 足の骨折くらいで帰省するな。 掲載予定の記事にあれだけ朱筆が入ってるってことは全然 まだまだ手がかかるってことで、そりゃいつまでも帰ってこないんじゃ 編集長だって別の人材探すわ。代わりなんか掃いて捨てるほどいる レベルってことでしょう。社交辞令を鵜呑みにするなんて甘いっ。 クビにされるだけのことは十分してると思うぞ。 それを「好きなだけじゃダメなんだよ。」 なんてへこむな。親を見捨ててシャカリキになって働いてもまだ ダメだった人が言う台詞じゃそれはー。
訓練生って危険区域に居残る酔っ払いを逮捕する権限はあるのに 訓練中に事故に遭った仲間を救出する資格はないのかよ、とか 何で食堂のオバサン(杏子)がそんな事情通なんだ、どうして 卒業式にまで出席してるんだ、とかどうも納得行かない箇所もありますが。 他に救助要請してヘリから何から出動させて、 「あれは訓練でした。」 の弁明で納得してお開きにするな査問委員会! 国民の血税を何だと思ってるのだ。せめて降格→減俸に減刑、 位はやってくれないと。そういうのがミス隠しの体質につながるんだぞー。
でも主役がカッコ良かったのでもうどうでもい〜や、 という感じです。陰陽師のとぼけたイメージしかなかったのですが 剽悍な役もいけるやん。あのくたくたよれよれのグレーのシャツ……。 でぶでぶのおっさんやひょろひょろの兄さんが着てたら 着る物くらい気を使え、と眉を顰めさせるであろう一品も、 腹が割れてる長身、日に焼けた肌と白い歯のイケメンになら 「さわやか」で許せちゃうのであると実感。
最後に一つ。海猿が全員並んでるとどうも身長にばらつきが 感じられるんだけど。海保って採用基準はどうなってんの?
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