よるの迷走日記
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2004年04月04日(日) 恋に落ちた芥川竜之介

『南京の基督』
当時二十代半ば位かな?の富田靖子が十代の中国人娼婦を
演じる、と言う結構向こう見ずな企画の日本・香港合同映画。
内容は岡川と言う名の日本人作家(こっちが香港の俳優)と
純真なカトリック信者の少女との悲恋ものであります。
映像が大分フィルターかかってる感じはするものの、
(全裸のシーンのぼかしと境界がとっさにわからないくらい。
私の視力の問題もあると思いますが。)意外と十代で通じます。
体つきが意外と若い……って言い方やらしいかな。
声も1トーン高め。もっともネイティブが吹替えしていると
いう可能性も高いですが。

哀しげな音楽も良く、映像もラヴシーンなんかがいやらしくなく
美しく撮られております。ヒロインの不幸っぷりには
涙もろい人か弱ってる人には涙を誘うかもしれません。
が、原作が相当読み込んではあることは間違いないものの
もともと短編で、いつもの竜ちゃんテイストの
皮肉っぽい作品ですのでびっくりなさらないように。結末違うし。


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