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"RENEW!"
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丁度電車の中で 江国香織著「泣く大人」を読んでいる。 前回の「泣く子供」をどこで 読んだのか覚えていないのだが その中の「ビリーへ」という章がとても印象的だった。
話は変わるが泣く大人を見ることが少なくなった。 たぶん「人前で泣いてはいけない」ということが 誰かの心の隅にあるせいだろうか。
会社で知り合い仲良くして頂いた女性が あと数日で契約期間を終了して休暇を取るのだと言う。 南の島でゆっくり家族と過ごすとの事 「何もしない事がどんなに贅沢か楽しみだ」 彼女の屈託のない笑顔は どこでもやっていけるだろう。
それでも契約終了期間が近づくと 彼女はすこし感傷的になっていた。 話しかけると彼女の目がとても潤んで見えた。 それは契約が終了して お休みに入るという嬉しさではなく もうすぐ仲間とお別れをするという 寂しさのせいだった。
契約を継続するかどうか迷ったとき 相談を持ちかけられたのは正直とても嬉しかった。 あまり人に相談を持ち込まれないせいもあるのだが たぶん「会社の人」ということではなく 「人」としてみてくれたこと。 当たり前の事だが彼女がしてくれた事は とても大きな意味があると思う。
たぶん最後の日彼女は 顔を真っ赤にして泣くだろう。 そう仲間内では話している。 知らぬ大人の職場の人たちは 「なんで泣いてるの?」と首を傾げ 仲間内では笑ってしまうけれど それはやがて笑いはなくなって 心の涙が溢れてしまう そんなお別れがもうすぐやってくる。
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