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2003年08月05日(火) EPISODE 1 〜 肌逢瀬 


”二人の部屋”のある建物に着きました。
東吾が住んでいる生活空間ではなく
二人でゆっくり過ごせる貸切の部屋です。
以前使ってみてここのお部屋は気に入っていて、
行ってみましょう、と提案して頂いたのです。

4階のあるお部屋は、何しろお部屋が広いことは吃驚しました。
明るい色調で、玄関入って左のトイレ、右のバスルーム、
トイレの隣は洗面台、間仕切りがあって小さなテーブルと
カウチソファ、奥に存在感のあるベットです。
ダブルベットもお部屋を圧迫せずに置かれていました。
窓の横には、冷蔵庫、食器などが収納されていました。

荷物を置いて、買って頂いたアイスコーヒーを飲む為
カウチソファに腰を下ろしました。忘れないうちに
先程言われた指定席、東吾の左隣に座ります。

目の前には正方形のガラスのタイルが並べられた壁
つまりバスルームがある空間です。
光の加減で中の様子は見えるようで見えなくなっています。

初逢瀬の記念にとデジカメで写真を何枚か撮り
カウチソファで初めて唇を重ねました。

「唇柔らかいね」唇を離した途端、東吾がそう話してくれました。
彼の唇も柔らかかったのとディープキスなのに、しつこくなく
一つのキスはもう一つキスをしたくなる。
何度も何度も唇を合わせてしまいました。

シャワーを浴びずに肌に触れたくなったのは、
時間が経過したせいでしょうか。
上気した東吾の体はとても熱を帯びていました。
二人の熱はそのままベットの上に持ち寄りました。

以前のメールで
音の無い、声の無いセックスは
気持ちが盛り上がらないと
おっしゃっていたのが頭の隅に残っていました。

口と涎の混ざる音、肌と肌がぶつかる音、
そして東吾の声。低くて優しい口調。
音は耳からではなく皮膚にも記憶される事を
改めて知りました。

初めての東吾からの私の秘部への愛情は
とても歓喜してしまいました。
こういう愛情表現がとても好きです。
彼の舌の動きは、目に見えないものですから
どうしても目を瞑って感触を味わってしまいます。
独り言のように私の秘めたる部分を見て「綺麗」といったのは
東吾が女性の形に重視するからでしょうか。

彼が仰向けに横たわっている右側からの
東吾への愛情を初めて舌で注いで見ます。
そそり立つ彼のを口に含んで
どのへんが彼の性感帯なのか
舌で探して彼の反応をみました。
愛撫しながら薄目を開けると私の目には東吾の足先が見えます。

「静電気が走っているようだよ」
後ほどそう表現した彼の口から
時折ため息がでて
右手が無意識に小さく動いていました。

「入れたくなってしまった」と口にした彼。
そんな彼がとてもいとおしくて、体を繋ぎ合いました。

顔を見合わせるような体位より、
男性が後ろから羽交い絞めのような
体位の方が「繋がり感度」は上がるようです。

東吾はどちらが感じるのだろう、ふとそう思いました。

私の背中に東吾がいて、
私の中に彼の男性の存在を感じること、
両足は絡み合い、両手はお互いの手が
しっかり握られています。
「奥まで入ったよ、感じる?」そう低い声が聞こえました。
彼が動くと子宮のどこかの部分にあたった気がしました。

文字と文字の繋がりではなく
実際の繋がりがとても幸福に包まれていました。

「君は一番ではないけれど
僕の中でトップクラスの女性になると思う」
今の彼の正直な思いなのでしょう。
誰が一番なのだろう、
野暮な事は今の東吾には尋ねられません。

ただ
今の私にとって東吾を一番に思えることを
ありがとうの一言を添えて。


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