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2003年08月04日(月) EPISODE 1 〜 初顔逢わせ


文字出会うのと実際に会うのでは
ギャップが生じる、とよく聞いております。
よく思っていたのに、
逢うと幻滅してしまうなどですね。

これまでに私と彼とのメールは2ヶ月近くの間に
200通になるのは時間の問題になる勢いで
お互い言葉を交わしています。

今まではそういう出会いに不安がつきまとっていました。
待ち合わせにいるかどうか、間近会うのはやめようと思うかも、
などそんな心配は今回要らぬもののようです。
彼と会うのはとても気を楽にできそうで、
眠りの底へ静かに落ちていき、気が付いたら会う朝になっていました。

待ち合わせの場所のショッピングモールの入り口は
「close」の札がかかっておりました。
私は白の丸首半袖シャツとライトブラウンのパンツスタイルで
立っていました。(この姿で分かるかしら、まだ10分あるから。)
様子を見回して、想像だけの彼を探してみることにしました。
ん?色んな人がいらっしゃるのに一人だけはっきり見えました。

濃いグレーのズボンに黒い靴、
白いタンクトップの上に細かい白紺チェック
のダウンシャツ、背中に茶色いデイバッグ
とメールには書かれてありました。

焦点はピタリと合いました。
七夕の日に初逢瀬の日取りを決めて
今日、目の前に東吾がいる。
視線があったので無言で頭を下げると、
男性は気がついてこちらに近づいてきました。

空模様は曇り、雨はなんとか持ちそうです。
変わった時計台のもと、彼に会うことが出来ました。
「おはよう、早かったね」とメールと同じような初めの挨拶。
少し気持ちも楽になりました。

開店同時に入り口近くの喫茶店へ二人で入って
差し向かいでお茶を飲むことにし
オーダーを店員さんにお願いしてきました。
ショーケースのブルーベリーのタルトは、
今にもこぼれそうなくらいにブルーベリーがのっていました。

他愛も無くお話し笑顔で対応できたように思えました。
「写真より実際の方が良かった」といってくれたのは、
最初に送った免許のぼけている写真のこと。

お昼買い込みをして、駅から離れて町から離れた方へ
並んで歩いていきます。
「こっちに歩いてもらっていい?」
東吾の右側で歩いていたのですが、
左側に歩いてくれとのこと。
右側にいるとどうも落ち着かない様子です。
二人で逢うときはこの位置が私の居場所になりそうです。

公園の横を通りすぎて、ふと東吾が私の右手と
繋いでくれました。
心臓は勢いにのってドクドクと流れていくように
感じられました。

あともう少しだよと、
繋いでいる手の感触が強くなります。
到着先となる”二人の部屋”の場所への距離が
近いことを感じさせてくれたのです。


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