8月も終わった。1年にわたる大河ドラマももう全行程の3分の2を過ぎてしまったんですねー。 視聴率も時を経るごとに上り坂になっているようで。第一話が一番視聴率の低かった大河ってのも珍しい。
が。視聴率が上り坂になってきた6月〜7月ごろ、ちょうど篤姫が御台所やっていたあたりですが、世間とは裏腹にわたしは少々中だるみ状態で見ておりました。 なんか…大河ドラマなのに歴史的事件がほとんどからまないし。ハリスがどうとか…そんな話がちらほらある程度。 このあたりのメインテーマは、紀州派VS一ツ橋派の戦いですが、この「慶喜を推す」という篤姫の使命に自分的にはあまり燃えず…。 家定様と篤姫の二人もなあ。仲睦まじいのはよろしいのだが、もうちょっと…二人が想いあう中になれたきっかけを判りやすく描いて欲しかったなあ。一応、家定様がだんだん篤姫に心を開く過程とか、篤姫も徳川家の人間として生きようと決心するシーンとか、そういう心の変化はちゃんと描かれてたんですけど…。どういうわけかこの二人のシーンにはあまり心動かされず…。
そんなわたしが突如気合を入れ直したのは「桜田門外の変」からです! 事件よ、事件!やっと幕末らしい大事件が起きました〜!(ホント、我ながらわかりやす〜) 薩摩の方もきな臭くなってきて、嵐の予感は高まるばかり。血気盛んな若い衆が事あるごとに集まって気勢とか上げちゃって熱い熱い。 尚五郎あらため小松帯刀もそれらの熱い連中やら島津久光公やらの間で大変そう。「己が死んでいるような…」なーんてくすぶっていたのどかな時代が遠く感じます。でも、やはり時代の渦中で奔走する姿はかっこいいですね。 今後は西郷や大久保の活躍も楽しみです。彼らを描いた作品は数あれど、その下積み時代(?)がこんなに長く見られるドラマも珍しいでしょう。 これから薩摩はもっともっときな臭くなり、もっともっと熱くなるのだな! 血湧き肉躍る! これでこそ幕末大河ってものよ!
あー話を江戸城方面に戻します。こちらも新展開を向かえ、満を持して和宮がご登場〜。 堀北真希を時代劇で見るのはお初です。最初は「あの眉メイクはどうよ?」と思いましたが、実際演技を見てみると、生まれながらの宮様なオーラがちゃんと出てるじゃないですか。 表情もあまり動かさず、言葉も少なく、まるで典雅なお人形さんのようなたたずまい。泣き方まで雅でおじゃる。
現在は江戸方と京方の諍いがメインテーマとなっておりますが、このバトルがまた、わかりやすく繰り広げられて…。 着物のすそを踏んで転ばせるって、いくらなんでもベタ過ぎないか(笑)。いや、そのくらい古典的な方が巧妙で陰湿なよりも笑えていいのか…。
篤姫と和宮は何もかも反対ですよね。前例のない身分から御台所へ…という点は同じだが、篤姫は「前例のない身分の低さ」、和宮は「前例のない身分の高さ」。 御台所就任の話を初めて聞いた際に強い拒否反応を示した点でも同じだが、篤姫は「よもや徳川将軍家とは…」、和宮は「東の代官ごときに…」(←これ笑った)。 環境の激変に戸惑ったのも同じだが、篤姫は上に立つものの振る舞いが板につかず侍女達に笑われ、和宮は今まで帝相手でしか座ったとこの無かった下座に座らされ…。
でも、何よりも違うのはその人物像です。誰が相手でもズバっと発言し、喜怒哀楽のはっきりした篤姫。 おっとりとゆっくりと京言葉で話し、表情も口の端や目線位置がわずかに動くだけの和宮。まさに動と静だ。 ま、大奥にふたたび旋風が吹き荒れるのなら、同じタイプのハリケーンじゃつまんないもんね〜。篤姫の体当たり旋風も面白かったですが、宮様の雅旋風も見ものです(笑)。
しかし。「人物像がまったく違う」と書きましたが、それは飽くまでも表面上の話。しぐさやしゃべり方、習慣や表に出る性格が違っていても、本質的な人間性まで正反対とは限りません。 案外二人には共通点があるのかもしれないし、あるいはなくてもこれから近づいていくのかもしれません。この辺がどう描かれていくのか、これからの過程がまた楽しみでなりません〜〜〜。
和宮と家茂様がまた…なんかいーかんじですね〜。篤姫と家定様の二人は流して見ていたわたしも、こっちの若いカップルはなんか「おおッ」とかいって見ています(笑)。寝間に鏡を隠し持っていた和宮。お高いフリして可愛いじゃん。
とういわけで、再び興奮気味に見ている『篤姫』、この先はいよいよクライマックスに向けて盛り上がってゆくのですね! 楽しみでーす!
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