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なつぴかの日記
なつぴか
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2006年10月10日(火)
『宮廷女官チャングムの誓い』感想3

 全54話あるこのドラマももう48話まできました。最終回まであと数話ですなー。
放映開始からすでに1年以上、CMなしできっちり1話1時間あるので大変長いドラマですが、全然飽きさせないパワーは正直すごいです。

 先週は、とうとうチャングムの復讐劇「ハン尚宮さまの汚名をそそぐ」が達成され、ついでにチャングムのライフワークである「母の無念をそそぐ」も成就され、物語が一段しました。
…こう考えると、チャングムの目的意識っていつも誰かの「雪辱」が原動力になっているような。
水刺間(王の厨房) の女官になったのも、母から与えられた「水刺間の最高尚宮ノートに母の無念を綴っておくれ」というミッション遂行のためだし、その後、医術の道を志したのも、ハン尚宮様の無実を証明したい→流刑の身から宮中に戻るには医女になるしかない→医女試験に挑む、といういきさつだった。
いずれも、課せられた目的遂行のための職業を選んだ結果で、幼いころから料理に対する並々ならぬ情熱を持ち…とか、医師の仕事の尊さに心を打たれ…とかいう動機は全然なかったな。
ま、でもそれでいいのか。この話は料理対決の話でも医者ものでもない。
料理人ものだったら、途中で料理の道を挫かれた時点で話が終わってしまう。
しかしチャングムの人生のテーマはそこではないので、料理がダメでも別の手段を見つければふしちょ〜のよーに返り咲くことができるのであった。

 でもって、先週、そのチャングムの目的「母&ハン尚宮の汚名そそぎ」が達成され、最大の敵であるチェ一族は倒れた。
王の病状が悪化して、水刺間と医局の責任の擦り付け合いにより、チャングムと女官長が1話おきに交互に牢に入れられた時期はちょっぴり「またこの展開?」と思ったが、いよいよチェ一族側が追い詰められてからの女官長はすごかった。
特に事件関係者を一同に集めての裁判(?)の場での威風堂々たる悪役っぷり。
あと一歩の所で女官長の罪を暴けるところまできていながら、彼女のあの圧倒的な迫力に、何も言い返せない長官やミン尚宮。
この直後、死んだはずの医局長が現れ、形勢は一気にチャングム側の流れになるのですが、この展開に息を呑むような効果を与えたのも、女官長役キョン・ミリの力量によるところが大きいでしょう。
そして最後、チャングムの母の墓前でのシーンから崖から落ちる最期のシーン。チェ女官長はこれまでも稀に己への咎悔の念を垣間見せたことがありますが、その根底にある楽しかった少女時代の記憶が切ないですね。

 それからクミョン。彼女も事件関係者として一緒に罪に問われたわけですが。
どーも、中盤以降は女官長の手下Aという感じになってしまって、やや印象も一歩引いた感じにとどまる。
今回の罪で免職になり、宮廷を去ることになるが、別れ際の「自分は一族のものとしても料理人としても何もかも中途半端だった 」という言葉にクミョンの生き方が集約されています。
一族への帰属意識はチェ女官長ほどには強くはないクミョン。クミョンにとって一族は、帰る家としては大切だが、家の権力維持にまでは執着はしてなかったはず。
結局、過去の罪の隠匿のため自分も罪を重ねていくことになるが、心の底ではそんなものは望んでいないのだから徹することもできなかったのは無理からぬ話です。一歩引いてしまった存在感もそこから来るものかもしれません。
料理人としても、技を磨くことに余念はなかったと思うが、実力ではなく権力で最高尚宮になったという思いもあったでしょうし、表面的には栄華を極めながら、幸福とは程遠い生き方でした。
宮廷を去ってどこへ行くのか分かりませんが、これからは自分のために生きてほしいですね。最終回までにまた登場することはあるのかなあ。

 ついでだからチェ・パンスル。妹(チェ女官長)の手下Bのようだったが(笑)、この人は本当に単純な「悪役」として描かれましたな。
屋敷から逃げる時も、つかまる時もオロオロと情けなく、鞭打ちの挙句、役人に引っ立てられながら悪らしく惨めに死んだ。あわれ、パンスル。

 こうして大きな敵が去った今、この先はどんな展開になるのでしょうか。
まあ、チャングムのことだから、今後も優秀な医女して、王や皇后の信頼を受けて活躍なさると思いますが。
それにしてもあと6話。事件の後処理&後日談だけに費やすには長すぎるし、新しい敵を出すには短かすぎる。
うーん?どんな話になるのだろう? 予測がつきません。

 でも、終わっちゃうとつまんないナ〜。1年間、毎週楽しみにしてたのにー。
べつに韓流ドラマのファンというわけでもないし、韓流スターとかに「キャー!」と熱を上げる気もないんですが…。で、でも確かにこのドラマは面白い。
並行して何本かの日本のドラマを見てても、毎週一番楽しみなのはこのチャングムだった。チャングムより楽しみだったドラマもたまにはあったが…。春にやってた『ギャルサー』とか、夏にやってた『マイボス・マイヒーロー』とか。
でも、これらも1クールは楽しんだけど、4クールも続いたとしたら、その間パワーが持続したかどうか。

 あー、あと6話…。味わって見たいと思います。