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題名に、「日記と言うよりメモ」の言葉が含まれた場合は、
母の様子や入院等についての内容が書かれています。
ここに、ガンのコトが少し書いてあります。
| 2002年07月27日(土) |
日記と言うよりメモ(覚えてること) |
病院から近いホテルに泊まっていたので 9時に病院についた。
主治医の回診に間に合った。 母の反応はもう、ないに等しい。 主治医の呼びかけに目をあけることはなかった。
アンモニアの数値が高く、薬を使ってこの数値だから 肝不全を起こしていると思います。
時間の問題。
主治医は明日から夏休み。 「待っててね」そう言って母の手をさすり 主治医は出ていった。
この日は良くない状態ではありながらも 安定しているので、家族は帰って構わないとのことだった。 万が一の場合も段階があるので、連絡差し上げてからでも 充分間に合うと思います。 看護婦さんからそう言われた。 担当じゃない看護婦さんも、夜部屋にやってきてくれた。 反応がない母に話しかけていた。
私達は家に帰った。 万が一の為に着替えを用意する為に。 用意した着替えが足りなくなるといいね そう話ながら。
いつだったんだろう。 今日だったっけな・・・。 母に氷を買いに行こうとして 母へ「氷買ってくるね?」と呼びかけたら 「・・・・」 A子が「『いかないで』って言ってる」 コンビニに行くのは後にして、くだらない話を A子とベラベラしゃべり続けた。
いつだったんだろう。 今日だったのだろうか。 記憶があやふやだ。 どこかの花火大会のあった日だった。 目を閉じている時間が断然長くなった母が 突然目を開け、全てを見納めのように見る。 テレビも私達の顔も。
あまりに色々なことがあって気持ちも記憶も整理できない。
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