みかんのつぶつぶ
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2002年06月20日(木) 変身

昨夜、晩御飯を食している息子にカフカを読むかというと、無言。
カフカを知らないのかと質問すると、

「んな朝起きたら虫になってたなんてグロイやつ、見たかねえ」

なんだ、読んだことあるんだ、と私。

「読んでない」

じゃあ、なんで知ってるわけぇ?
って質問にはお答えいただけませんでした。ハイ。





彼の寝室にあった本棚に、読みかけの単行本があるのを見つけて。
読みかけとわかるのは、表紙がそのページに挟まっているから。

土方歳三 下巻 戦士の賦 三好徹著


いつ読んでいたものだろう。
病室へ持って行ったものだったか・・・?




墓石に、何か言葉を刻んだら如何ですかと、石屋さんから言われて。

追悼の言葉ですか。
あり過ぎて何もありません。

それよりも、彼は死んだんですか?



東海の小島の磯の白砂に
我泣き濡れて 
蟹とたはむる

石川啄木


城ヶ島に立ってる石碑に刻まれていて。
北原白秋さんの方が有名なんだけどね。
私はこれが好き。





砂浜で、
缶ビール片手に煙草を燻らし、
スポーツ新聞を読んでいる姿が目に浮かぶ。

砂浜でおにぎり、美味しかったねぇ。





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