闇の底に...Cuckoo

 

 

すれ違った気持ちと溝と距離と - 2003年04月09日(水)

自分のルールと人のルール
どう違うかはわからない
明日になれば変わるのが
人の心だとしたら
誰かを求めたり愛したり信頼する事ほど
馬鹿げた事は無い。


付き合ってたのはバイト先の店長
別れる以上 仕事を辞める覚悟をした
シフトを決めていたのはバイト先のオーナーの奥さん
24歳ですごく仲良しだった
アタシはいままでいろんなバイトをしてきたけど
今の店が一番大好きだった
つらい事もあったけど
オープンから入っているせいか思い入れは強い
後から入った子に教えるのもアタシの役目みたいなもので
当然出てくる人間関係を上手くいくようにも努力した
アタシはこの店が大好きだと想った
自分の居場所がココにあるとおもった。

奥さんと二人でファミレスに行き
ことの次第を話した
辞めなきゃいけないかもしれない って。
2時間
奥さんは泣いた
辞めて欲しくないって
今までを知ってるから
どれだけ店をおもってたかも
誰がアタシを頼ってたかも

アタシは人を頼らなかった
ふとそう思った
笑う事だけを必死で続けてたな
バカみたいな話しをして
でもアタシがココに残ったら店の空気が悪くなる
そんな気もしてる。

アタシは幸せだなって想った
自分が居なくなるコトでこんなに泣いてくれる人がいる
それってすごくないかな
そう想ったら涙が出た
どうやら涙腺が壊れてる
泣かないアタシが涙を流す
人の優しさとかに触れると弱い
求められると嬉しくて哀しくなる
慣れていないからなんだろうか

泣きはらした顔で夜中を迎えた
午前2時
見慣れた景色と見慣れた空気のなか
あたしは車の中で膝を抱えた
彼は来ない。
午前三時
電話の音が鳴る
その時がやってくる

仕事場から少し離れた場所で待つと彼の車が停まった
おいでおいでをする彼の言われるまま
彼の車に乗り込んだ

話しをする
彼の言葉はほとんど無い
アタシの気持ちを知りたがる
そうだそういえば
アタシは気持ちを言葉にしたことがあまりない
ほとんど
いや 全然。

自分の気持ちを告げた
始めは好きなんて気持ちは無かった事
子供がいるって言った時受け入れてもらえたのが
嬉しかったコト
きっとそのあたりから
好きになっていったんだってこと
徐々に徐々に気持ちが『好き』になったこと
今別れるのは辛いこと
アタシには必要な人みたいだってこと

彼は言った
『自分を大切にしてくれる人を大切にしたい』
そしいてこう言った
『結論を言うと 別れる事はできない』

そうしてアタシ達は
初めてのドライブをしながら
黙って真夜中の道を走った

それでもすれ違った気持ちは
戻らない事を今
そう今気がついている

毎日鳴る電話が空々しくって
言葉を捜す自分が悲しくって
それでもアタシは気が付かない振りをするべきか


言葉を選ぶ?


そういやそんな経験を長くしてたな
そうだ
元旦那の時だ



繰り返すの?




また繰り返すの?



           水鳥。


...




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