闇の底に...Cuckoo

 

 

ウタ - 2002年05月18日(土)

想い出とともにいるもの
物だったり場所だったり
音楽だったり


水鳥はよく
歩きながら歌を歌っているらしい
意識したことはあまりないのだけど。
結構いるでしょ?
大好きな音楽には
想い出 記憶が残っているものが多い
誰かと聞いた
どこで聞いた
哀しい記憶だったり
幸せな記憶だったり
沢山の音楽に
沢山の記憶が残る
なんだか素敵だけど
時として哀しいコトもある。

流れる有線から
懐かしい記憶と一緒に懐かしい音楽
それも結構素敵だね

水鳥の両親は
ある合唱グループで知り合ったらしい
だからお友達達は
ピアノの先生だったり
ママさんコーラスだったりが多い
水鳥の幼馴染はみんな
お母さんのコーラス仲間の子ども達だし。

だから当然水鳥も音楽が大好きで

中学生の時だった
よくある合唱の練習中
担任の先生が言った
『おまえの目は腐っている
 そこで一緒に歌うな』
反抗期真っ只中の水鳥
でも音楽は嫌いじゃなかった
嫌いじゃなかったのに。

それ以来水鳥は
合唱など
みんなで歌うのは大嫌いだ
音楽は聴くものだ
歌うものじゃない
そういう意識ができてしまった

先生なんて大嫌い
教育なんてもののせいで
好きだったものが一瞬で嫌いになってしまうのだ

音がないと眠れない
音の全てが音楽に聞こえちゃうほどじゃないけど
音楽を聴きながら出ないと眠れない
でもみんなとは歌えない
アタシ腐っているから

下の女の子(水鳥の子)は音楽が大好き
車の中で曲をかけているとすぐ覚える
でもすっごい恥ずかしがりやで
人前だと歌えない
どうか先生の冷たい言葉で
大好きな音楽が大嫌いにならない事を
祈るしかない


おとついから大好きなあの人と話をしていない
冷たく刺さった言葉で凍った心は
どうやら溶ける気は無いようだ
その時言っていたな
捉え方が違うとか
意味がわからなかったけど

そんな哀しい記憶と共に
夜聞く大好きな歌は
いずれ哀しい記憶と共に
存在する事になるのだろうか
その曲の存在が
哀しいものになってしまうのだろうか
それとも・・。

一緒に行った場所
一緒に食べたもの
愛する人からもらったもの
一緒に聞いた歌

一人で聞いた歌

その全てが記憶になる

そうやって一つ一つ積み重ねていくのだとして

時々ふと

思い出したりもして




音楽を聴きながらふと

好きな人を思いだす

それは過去になっている証拠だと言う




残念ながら

ふと

じゃなく ずっとである以上

まだ過去にはならないのだろう





そういえば最近聞いたことがない

あの人だけに設定した

あの人だけの着メロ

あの人からの電話の音



鳴らない着メロは



彼から電話が無い証拠。




                       水鳥。


...




↑投票ボタン
もしよかったら投票お願いします。水鳥の力の元になります。

My追加
 また読んでくれますか?マイ返しはしない事にしてますが必ず読ませていただきます。

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail BBS