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The Finishing Touch(鷲の言い分) |
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| Past : Will | 2003年10月13日(月) | ||
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あ、キスされる。 そう思う間も無く、くちびるが触れた。 いつもと同じ一瞬の、触れるだけのキス。 その感触にすっかり馴染んでしまっている自分に、内心溜息を吐きながら、これもいつもと同じ様に、『何でだ?』と聞こうとしていた。 どうせ答えは返らない。 せいぜい笑って、『何でだと思う?』 なんて、聞き返されるのがオチだ。 だからただ、唇とは違って、いつまでも離れない視線を見つめ返した。 いや、本当は、逸らす事が出来なかったという方が正しいのかもしれない。 口元に、薄く刷かれた笑みとは違い、その瞳はどこか真摯で。 そこにならば、答えを見つけることが出来るような気がしたから。 いつもは、見えない答えを。 「何。また、何でキスすんだ?とか聞きたいわけ?」 でも、どうやらそれは気のせいだったらしい。 ちょっと面白そうな口調に、吊り上る口端。 瞳はからかいの色に変わった。 きっとレッドは気付いているのだろう。 レッドを好きだと言う岳の気持ち。 岳が何度も打ち消した、その思いに。 今まで何度も思った。 こんな気持ちは間違っていると。 この想いは単なる執着なのだと、それが少しおおきくなっただけなのだと。 何度も何度も自分に言い聞かせた。 「ていうかさぁ、逆に聞いていい?イエローは何でおとなしく俺にキスされてんの?なんで逃げないの?」 だけど。 だけど岳は岳自身に、誤魔化されてなんてくれない。 何度言い聞かせても、首を縦に振ろうとはしない。 その想いが特別なものなどではないと、聞き入れてはくれない。 レッドが言うとおり、逃げられないのではなく、逃げないのだ。 自分は。 「ねぇ、何で?」 たずねながら、レッドが近づいてくる。 次第に詰められていく二人の距離。 唇が、触れるか触れないかのところで動く。 反射的に後ろに下がった背は、背後に壁があったことを教えた。 「何で、逃げないの?」 レッドの左手が岳の左頬を包む。 指先が耳朶に触れて、岳は思わずびくりと震えた。 答えは、決まってる。 だけど、それは言えないこと。 言ってはいけないこと。 いけない、はず。 だって、レッドは。 「答える踏ん切りが付かないなら、俺がつけさせてあげようか?」 TO BE CONTINUED... ------------------------------------------------------- 鷲乙女風味。ちょっと挑戦。 月曜10時のドラマ『ライオン先生』、始まりました★ (公式:http://www.ytv.co.jp/lionsensei/) これといい、『恋文』(公式:http://www.tbs.co.jp/koibumi/)といい、地元ドラマが熱い今クールです。両方に顎氏が出ているところが興味深い。 江ノ電に海に鎌倉に湘南。自分が青春を過ごした場所を綺麗に撮ってもらえるのは、大変喜ばしいこと。しかも『恋文』のあの坂は!自分の通ってた高校の目の前の坂じゃないすか!もっと言うとSDの陵南高校! 因みに、あの坂をざーっと下ると、『スラムダンク』のOPで使われていた踏切があり、そこを渡ると『青の炎』で主人公がロードレーサーに乗って疾走する134号線があり、そこにある階段を降りれば『ピンポン』でペコが、『この星の一等賞になりたいの卓球で俺は!そんだけっ!』と叫んでいる浜に着きます(笑)『ラバーズ・キス』のロケもこの辺り? うちの獅子鷲が週末ドライブに行くのもあの辺り(R134)です。 鮫と鷲はあの辺りで青春時代を送っています(妄想設定) ライオン先生の勤務先は『鎌倉東高校』 なのでまだまだ鎌倉出てくるかな。 しかし、あれだ。県立高校の人事について、校長が権限を持っているなんて話はあまりにも現実離れしていないかい? |
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