人恋しくて 一人も好きで
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2002年05月12日(日) ゆるゆると。川上弘美サイン会

池袋リブロで行われた、川上弘美さんサイン会に行ってきました。
新刊『パレード』のサイン会。
これは、『センセイの鞄』のサイドストーリーです。
えーと、続編ではありません。
というより、川上節を味わう一冊かと思います。

ネット友達のりえるさんと待ち合わせて、ランチした後、
20分くらい前に会場に向かいました。
もう40人くらい並んでいた最後尾につきます。
去年の秋のサイン会よりも、ちょっと年齢層が若いかな。
150枚の整理券は、あっという間になくなってしまったとか。
これは池袋という場所柄のせいか、『センセイの鞄』効果のせいか。

整理券の番号は39番。
このとき初めて気がついたのですが、整理券の裏に
名前と住所とメッセージを書く欄がありました。
待ち時間の間に、さらさらとメッセージを記入。

そうこうしているうちに、川上弘美さん登場です。
その場にいたみんなで、拍手でお出迎えします。
今日は黒のロングワンピース姿の川上さん。
よく黒い服を着ているようだけど、お好きなのかしらん。

本と整理券を担当のおじさまに渡すと、
メッセージが読みやすいように、くるりと向きを変えて
川上さんの手元に行くようにしてくれます。
それから川上さんがサインをさらさら。
その後、隣の男性が本に薄紙をはさんで、
こちらに手渡してくれて、おしまい。

列はゆっくりゆっくり進んでいきます。
なぜなら、川上さんがひとりひとりと丁寧に
会話しながらサインしてくれるから。

ゆるゆるとした人の流れ。
少しづつ順番が近づいていきます。
どきどき。
どきどき。
何と言って声をかけよう。
好きな人に話しかけるときは、緊張して
わけがわからなくなってしまう。

私の前では、そうめんのごまだれ談義。
「みょうがもおいしいですよね」と、担当のおじさま。
このおじさま、ファンの人たちのメッセージを見ては
にっこり微笑んだり、何か一言話しかけたり、
なかなかお茶目さん。

そして、とうとう、私の番。
結局、頭パニックして、すごーくつまらないことしか
お話できませんでした。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
……私のばか。
どうしてもこういうとき、気の利いた一言が出てこない。
ただただ、川上さんのやわらかい笑顔だけが
印象に残っております。


サイン会の後で、さらにりえるさんとお茶と世間話。
ね、わしら、ここ最近、毎月のようにミニオフしているよね?
とか何とか。


うちに帰ってから、自分の名前の入ったサイン本を
そっとなでてみる。
またゆっくりゆっくり読み返してみよう。


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