人恋しくて 一人も好きで
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2001年11月24日(土) サイン会へ

昨日の午後、私は神田の街をさまよい歩いていました。
なんとしても3時までに、三省堂書店に行かなければなりません。
川上弘美さんのサイン会があるのです。

なれど。なれどっ。
三省堂までの地図をプリントアウトするのを忘れていたのです。
天然方向音痴の私にとって、神田は未踏の地。
地図がなければ、目的地に無事たどりつける自信はありません。
仕方がないので、記憶と勘を頼りに、ぐるぐると歩いてみましたが、
オフィス街が広がるばかりで、目当ての三省堂は見つかりません。
もうほとんど泣きそうな気分。
神保町方面に足を向けて、ようやく書店が見つかったときには
30分近く歩き続けて、ふらふらな状態でした。

三省堂に到着したのは、3時ちょっと前。ギリギリセーフです。
大急ぎで新刊「ゆっくりさよならをとなえる」を買って、整理券を
手に入れました。114番です。
レジの近くに金屏風と机が置いてあります。
ここでサインを書いてもらうのですね。
サイン会待ちの行列に並びました。書店の階段に人が並んでいます。
階段を登って登って登って、行列の最後は5Fまでです。

私は山本文緒さんのサイン会にしか行ったことがないのですが、
やはり作家さんによって客層(というのか?)が違います。
なんというか、並んでいる人が暗い。
あ、違った。
年長の男性が多く並んでいるためか、黒や紺やねずみ色の服を着ている人が
多いなぁ、という印象。皆さん静かに新刊を読んで順番待ちしています。

店員さんが10人ずつ人を誘導していて、少しづつ列が進んでいきます。
じわじわと前に進むにつれて、どきどきどきどきしてきました。
もう目の前に川上さんの姿が迫ってきています。
いよいよ私の番。
川上さんの前の椅子に座って、「こんにちは」とご挨拶。
サラサラとサインする川上さんの姿を、うっとりと見ていました。
まっすぐな長い髪。黒いセーター。
ゆっくりと微笑む姿は、川上さんの書く小説やエッセイの雰囲気
そのままといった感じ。
ほわほわと夢のような気分で、サイン会会場を後にしました。

あー。疲れました。
でも途中であきらめなくてよかったです。
またひとつ、宝物が増えました。


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