出兵拒否

「今年はもう雪が降らないね」
なんてことを言ってたのはつい一月前。
そんな会話を気候の神様が聞いていたのか、
今年の最後に豪快に降らしてくれました。
気が付いたら積もってるじゃないですか。
景色が変わるのは趣があって良いのだけれど
何せ寒くて寒くて。案の定お腹が痛くなりました。
夏の暑さには強いのだが、寒さには滅法弱いのである。
そういえば日露戦争の主戦場は中国東北部であったが、
冬場は河川が凍りその凍った河川の上を荷車や砲車が通ったという。
川が凍るほどの寒さなのだから、氷点下は優に超えている。
そんな中、万全の防寒装備をしていたロシア軍に対して
日本軍の防寒装備はとても粗末なもので非常に厳しい行軍だったそうだ。
私がそんな戦場に放り込まれたら一たまりも無いなとふと思ってしまった。
出兵拒否で上官にビンタを喰らって、軍法会議にかけられたり
はたまた使えないやつとして戦場で倒れたまま放って置かれて凍死したり、
内地に送り返されて周囲の嘲笑を耐え忍びながら生きたりと
色々な想像が頭を駆け巡る想像力のたくましさに少し辟易してしまった。
大晦日の割りに今年のことを振り返らない不親切な日記だ…
2004年12月31日(金)

Dag Soliloquize / tsuyo