日焼け

野外でのスタッフだったので少し日焼けをしたような気がする。
昨年からあまり日に焼けるほど外に出なくなった。
というのも一昨年までは高校野球の地方予選で母校の応援に行っていたからだ。
全試合を見に行ったわけではないが、必ず一試合は見に行くようにしていた。
現在甲子園大会がプロ予備軍の見本展示場となっているため
甲子園大会は昔ほどの面白さがなくなっているのが事実である。
ある意味で形式化してしまっている甲子園大会よりも
地方大会のほうが断然熱いと私は思っている。
まず応援からして違う。地方大会の一回戦からブラスバンドなんて
呼ばない(そもそも大阪大会は鳴り物の応援が禁止されている)ため
応援団は地声で応援しているのだ。しかも大人数ではない。
甲子園に出ると全校挙げての応援になるが、地方大会はそんな大業はしない。
自然、集まる人数は知れている。ところが、この少人数の応援がイイのだ。
正直なところ今の高校生は醒めている上に面倒くさがり屋が多く
休みが無くなる事もあって甲子園で応援することを嫌がる生徒が多いのだ。
そのため応援も嫌々やらされている感の見えるところがある。
そんな強制的で無気力な応援と違い有志で集まった応援は統率が取れている上
既存の枠に囚われないユニークな応援方法だって登場する。
また試合後のエール交換だって十分に聞こえるのも見所である。
甲子園では試合後のエール交換は周囲の雑音に邪魔されてしまい
聞き辛いことが多いのだが、地方大会は球場が狭い上に雑音も少なく
相手応援団の声が聞き取りやすい。このエールの交換は試合後の
重要な儀式のように見える。というのも勝っても負けても
お互いが相手を称え合い、勝った方は相手の分まで気持ちを受け継ぎ
負けた方は自分たちのやってきたことを相手に託すという
気持ちの整理に近いものが見受けられるからである。
そんな風景を10年近く見てきた。もちろん炎天下の中で見ているわけだから
腕は真っ黒で腕時計の跡がハッキリとついてしまう。
ある意味この日焼けが夏の始まりを告げていたのだが、最近は
母校が野球部の推薦枠を無くしてしまったこともあり
応援に行こうと思う前に負けてしまうことも多くなってしまった。
折り悪く世間では日焼けは健康に悪いという話も出てきた。
春や秋が無くなり、突然暑くなり寒くなる昨今
私にとっての夏の始まりは遠いものとなってしまった。
2004年08月18日(水)

Dag Soliloquize / tsuyo