サボテンは歌う。

2004年07月25日(日) 京都旅日記��

▼清水寺付近へ

本日も気合いを入れて(私たちにしては)かなり早起き。
疲れ果ててさっさと寝てしまっているのが原因かもしれないけど。

バスで清水寺へ。

・・・と言っても、清水寺では入り口で写真を撮っただけで中には入らず。
何度も行ったことがあるので今回はパス。

三年坂で七味屋で自分用とお土産用の七味を買う。
以前N子さんからお土産で頂いてとても気に入った七味。山椒の味が効いててとても美味。
この他七味屋の向かいにある緑寿庵という店で手作り金平糖を買った。

本日も驚くほど暑い。
日差しの強さに耐えかねて、ホテルを出てまだたいして時間はたっていないのに
喫茶店に入ってしまう。
イノダコーヒという名前の伝統のある喫茶店で店内はモダンな雰囲気。
500万年前の南極の氷を入れているというコールコーヒーなるものを飲んだ。
どうやらこの氷は残量が少ないらしく、この夏で取り扱い終了とか。

南極の氷には細かい気泡が含まれているようで、コーヒーの中でしゃわしゃわと
小さな泡が出ていた。
味の違いはわからずとも何だか悠久の時の流れを感じてしまったお手軽な私。





イノダコーヒを出た後、またふらふらと散策。
すると大事件!

「び和ん烏堂」という店があったので入ってみると、なんと生産中止になったという
烏堂のポーチが売っていたのだ!
ポーチだけじゃなくて布の袋やTシャツまで。
興奮して山ほど買い占めてしまった。いわゆる大人買いってやつ?
しかし、こんなにかわいいのに何で生産中止なんだろう。
関係者に再考を願いたい・・・。





▼高台寺

三年坂から高台寺へ。
今回この周辺をうろついているのは、お昼を高台寺の側の料亭「菊乃井」で
食べる予定だから。
ここはN子さん一押しのお店だと言うので事前に予約しておいたのだ。

高台寺は菊乃井に行くまでのつなぎという気持ちで入ったのだけど、期待以上に
素敵なところだった。
北政所が隠居して移り住んだ寺なのだが、女性的ですごく趣のある寺だった。
何度でも訪れたくなるようなお寺。

しかも、何かの記念事業で秀吉の来ていた陣羽織を復活させるという企画をしていて
実際に機を織っているところが見られたのでラッキーだった。

最初は時間が余るかと思ったけれど、ゆっくり見て回っていたら予約の時間が
あっという間に迫っていた。


▼菊乃井で至福の昼ご飯

さて、高台寺を出て菊乃井へ。
あまり看板も出ていないし1番奥まったところにあるので、知らなかったら絶対に
入らないだろうなあ。
しかも料亭なんて敷居が高いし。

今回頼んでおいたのは4000円の「時雨弁当」。
ランチなのにコースは8000円から。
コースを頼むと個室になるけど、弁当を食べる場合には大部屋で相席になると
予約の時に言われていた。

ところが案内されたのは2階の個室。
びっくりして聞いてみると、実は明日から休暇入るらしく、1階の大部屋は
既に閉めてしまったとのこと。
だから、特別サービスで弁当だけど個室に通してくれたのだ。
お店の人は「次回いらっしゃるときはこうはいきませんよ」と笑いながら言っていた。

さて、食事はというと、もう感涙物!
めっちゃくちゃおいしい〜。こんなにおいしい和食は初めてだというくらい。
昼から4000円は高いけど、この味なら4000円でも安いくらいだわ。
天ぷらは衣がさくっとしてるし、湯葉巻きは出汁がうまくしみているし、
西京漬は油がのってるし・・・。もうめろめろ。
ちなみに時雨弁当の名前のもとになった「時雨飯」とは、マグロの山かけがのったご飯。

あんまりおいしくて店を出てからも、次の日までも「菊乃井の食事おいしかったね〜」と
何度も反芻してしまった。




▼寺田屋

石塀小路、花見小路通など風情のある通りを通って京阪本線の四条駅へ。
ここから中書島駅に向かう。

電車に乗った直後から驚くほどの土砂降りに。
通り雨っぽかったのでしばらく駅でやむのを待つ。
結局雨はやまないものの、かなり小降りになったので坂本龍馬ゆかりの寺田屋に移動。

寺田屋は思っていたより狭い旅館。
こんなところに龍馬は滞在してて、そして襲われたのかと思うと感慨深い。

狭い室内ながら見所がたくさんあるので、観光客が多いにもかかわらず
ずいぶん時間をかけて見学した。
とくに驚いたのが、幕末の志士の集合写真。
坂本龍馬はもちろんのこと、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎、勝海舟、陸奥宗光、
高杉晋作、伊藤博文、五代友厚、中岡慎太郎などなど有名人ばかりが1枚の写真に
収まってるのだ。
ちなみに、西郷どんは上野の銅像には全く似ていないけどやっぱりとっても異形だった。




▼伏見稲荷

寺田屋から出てみると既に雨は止んでいた。
ここから再び京阪電車で伏見稲荷へと移動。

赤い鳥居がずらりと並んでるのはさすがに圧巻!
鳥居をくぐり抜けて奥社の方に進んでいくと、まだそんなに遅い時間じゃないのに
辺りがどんどん暗くなってくる。
たぶん木が生い茂ってるせいだとは思うんだけど、人が全然いないし
立ち並ぶ鳥居は不気味だし、なんだかちょっと怖かった。

伏見稲荷を出た後、駅の地図で近所に市立伏見工業高校があるのが判明!
スクールウォーズ世代のK氏のたってのご希望で見学に行く。
校門の前で写真を撮っていたら、近所の人に不審そうな目で見られてしまった。

ところで、後から写真を見てみたら、伏見稲荷で撮った写真は辺りがまっ暗なのに
伏見工業の前で撮った写真はまだまだ明るい。
時系列が完全に逆になっている感じで、伏見稲荷の得体の知れなさを
また感じてしまった。


▼夕食&お茶

三条駅に戻って夕食。
今夜はガイドブックで見つけたイタリア料理店「ラ・ボッテ」へ。
何で京都まで来てイタリアンかというと、この店、鴨川の上の川床で食事が
出来るというのだ。
雨が降って気温も多少下がったから、暑いと言われた鴨川の川床でも何とかなりそうだったし
貴船での川床も楽しかったし、ということでもう一度川床にトライすることにしたというわけ。

6時に着いたので1時間後の予約が出来るか聞いてみる。
ほとんど埋まっているけど1席だけあるとのことなので急いで予約。

1時間ほど喫茶店で時間をつぶしてからもとに戻ったらたしかに川床の席は埋まってた。
ふ〜危ないところだった。予約してよかった〜。

若干生暖かかったけど、川から風が吹いてくるし、とても気持ちいい。
食事もなかなかのお味でした。


食事の後、ホテルへと歩く途中で昨日に続き、素夢子に入る。
さすがにお腹はいっぱいだけど、昨日飲んだスジョンカがあまりにおいしかったので
これだけ飲むことに。

お店の人も、私たちが2日連続で来たことを覚えててくれて(そりゃあ、2日とも
閉店直前の人のいない時間に来てるから)色々話をした。

帰り際、お店の人から昨日のお祭りのために作ったというチマキという魔除けの
ようなものをもらって嬉しかった。
何だか今回の旅行は人の情に触れることが多いなあ。
京都の人って排他的だって言うけど、皆やさしくて全然そんな感じしない。


《今日の歌》

菊乃井にて詠める歌

 思わずも 烏に会いて 菊乃井で 降りたる時雨 頬もこぼれる

(移動の途中たまたま立ち寄った「び和ん」で、2日間探し求めても見つからなかった
ポーチなどの烏グッズを発見した喜び。その感激もさめやらぬまま菊乃井で
食べた時雨弁当はこの世の物とは思えないほどにおいしかったものだなあ)


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