日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2006年03月05日(日) またも東京へ。2日目。

うふふふふ ホテルのパンは おいしいね。

そんな朝の一句で始まった、東京旅二日目。

今回東京へ行こうと思ったいちばんの目的は、花森安治と「暮しの手帖」展でした。
会期中に行けたらいいなぁと思ってはいたのですが、3/5は松浦弥太郎さんの講演があるということで、どうせ行くならこの日に、と思ったわけです。
しかも夜は、ビタエンさんのライブもあるから、ちょうどいいなー、と、決めたのでした。

しかし結局ビタエンは帰りの時間に間に合わないとわかり、諦めました。一人ならそれでもいっかーと行ったでしょうが、やはりふたりで旅をしているのだから、ふたりで楽しくなくてはなりませんもの。昨日のこともありましたし。

まぁ、しょうがない。ごめんなさいビタエン様、会いたかったです。また今度!

そして、さぁ、花森さん展の会場、世田谷文学館へ。

世田谷文学館とは、世田谷にゆかりのある作家さんの情報や作品についての資料が、たんと保存され、自由に閲覧できるという、なんとも魅力的、理想的な場所です。
ちびっこ用の図書スペースも、喫茶室もあります。
すごくうららか、ゆるやかな、気持ちのよい場所でした。

1階のロビーから外を眺めていると、咲きかけの梅の花に、見たことのない鳥が飛んできたので、わおー!とドキドキして駆け寄りましたが、ガラス越しなのに逃げられました。頭だけ黒くて、尾っぽの長い鳥でした。もう少し観察したかったなー。ううう。

講演の前に、展示を見ました。
なんといっても花森さんの、表紙絵の原画が見れたことが感動でした。

その他も貴重な資料や作品が山盛りで、見応えのある展示でした。“一銭五厘の旗”もありました。
ひとつひとつが気になるものばかり。実は花森さんのことをあまり知らないから、もっと知りたくてしょうがないのです。

こうしてみると花森さん時代の『暮しの手帖』は、今はやりの生活雑誌たちとは、やはり一線も二線も画した、熱い、肝の座った雑誌だよなぁと思います。さらりとしつつ激しい。だからおもしろいです。
真に、うつくしいものを見る力を養えと、花森氏はおっしゃってられたのではないかと思います。うつくしいものとは本物のことであり、本物とは、ほんとうに必要なもの。それこそが、真にうつくしいもの。
それを養うために、必要なことを全力で詰め込んだ、これはあなたの、手帖です、なのですね。

そして講演です。タイトルは“今、花森さんから学ぶべきこと”。ですが、実は裏タイトルがあり、なんとそれは、“暮しの手帖をテストする”というものでした!わははっ、すごーい!
そういうわけで、花森さん亡き後、現在も続いているこの雑誌の、今はいったいどうなのか!?ということについてのお話でした。

ゲストで沼田元氣さんもいらっしゃいました。
ヌマ伯父さん、ですね。わたし、作品を読まず嫌いで。こじゃれた、気取った本を書く、あやしいおっさんだ、‘ぼくの伯父さん’とか言ってるし、好かん、と思っていました。
が、今日で見る目がかわりました!
本当に、言いたいことしゃーしゃーおっしゃるので、すごく面白かった!もしかしたら、花森さんもこんな方だったのではないかとも、思ったり。

お話の内容は、ふむふむと思うことがいっぱいで、書き出したらきりがなさそうなので、控えますが、わたしはヌマ伯父さんの作る、暮しの手帖を見てみたい気がしましたよ。あれだけ言いたいことおっしゃって、じゃあ沼田さんつくってよー、とかね、思ったわけです。面白そうと思うけど。

最後に弥太郎さんとヌマ伯父さんのサイン会があるということでしたが、わたし、ちょっとヌマ伯父さんのサイン欲しくなってしまうほどでした。それくらい面白かった。もらわなかったけどー。

あと記しておかねばならないことは、ここの常設展がすごかったこと!
森茉莉のホンモノの原稿や、『ドッキリチャンネル』を書くために、テレビ欄にピンクのペンでチェックを入れまくった新聞や、赤木春恵からプレゼントされ気にいっていたというししまるのようなもっこもこのぬいぐるみなどが展示してあった!!ひゃ〜〜〜!!

そんな感じで、世田谷文学館日記、おわり。

あ、そのあとは、ミナペルホネンとOggへ行って、わたしはまた、脳内トリップ。あれだけ素敵だと、わたしだけでなく、きっと誰しもほんとうにかんたんに、ちょうちょのようになるものです。あの店の魔法の王国へかんたんに誘われます。この色、この形、この明かり、このインテリア、このチョコレート、この本、この靴、このボタン、このバッグ、この服、ひらひら、ふわふわ飛び回ってとまって、また飛んで、とまって。あれもすてき、これもすてき。あぁもう!

わたしにも、なんだか、今はまだ予想のつかない王国が、ぐにゃりとできつつあるのかなと思うことが、たまに、あります。そっちの方からやんわりと光が見えることが、たまに、あります。
ゆるぐことなく恐れることなく、そっちの方へ、進み行けばよいのですね。そんなふうに思わせてくれる、ミナとOggのお店でした。やっぱり好きなのよ。たっかいけど。しょうがねぇ。


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