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2005年04月01日(金) アジア映画祭りのつづき

☆ロストメモリーズ☆
ふ〜ん、なるほどね〜。って、音声解説が、チャン・ドンゴンと監督、音楽担当さんで、あまりに一生懸命なんだけど、やっぱり日本語多すぎ漣だよ(涙)なんで、音声解説付きでも観ることにした。都合2回観ちゃった。ん〜、『藍色夏恋』をもう一度観たかったよ。

仲村トオル(西郷)ん家で、ドンゴン(坂本)と背中並びの会話。のちに西郷一人でたたずむ、とか、「おまえを朝鮮人だと思ったことはないよ」(これが、また坂本を思考の迷路に誘う)のちに、「おまえは朝鮮人だ」と言ってしまう。チングなのに反目せざるをえない状況になる流れを映像で示してるとか、伏線がはってある感じは好きなんだけど、坂本の見る夢のようなフラッシュバックが、デジャヴだとは、解説聞かないと想像だにしなかった。アクションシーンも、無駄に長いような気もしたり。

謎はとけたけど、実は映画の設定歴史は、日本が、タイムスリップして書き替えた歴史だったって・・・。それが、それぞれの対する立場の上の人間の語りっていうのが、わかりやすいけど、安易な気が・・・。それに、書き替える大きな要因を被爆国にしたくなかったからだっていうことにしたって解説で監督は言ってたけど、ベルリンに落とさなくても・・・。ん〜・・・。で、伊藤博文の暗殺が行なわれなかった上、現代から歴史を知る人間が幹部になったから、って、ね〜。そんなに歴史はかわるかな?つか、ならば何もそんなにかえなくても、な。だって現代の戦争の多くは国を無理矢理併合、支配したりしたことで民族戦争が起きてるわけで・・・。

人間の性なのかな?
で、伊藤博文の暗殺は歴史通りあったことに坂本が暗殺者の暗殺を阻止するんだけど、もう坂本は帰ってこられないのね。過去に歴史を知る人間が残ることになるけど、彼は書き替えられた歴史を生きた人だから大丈夫なの?書き替えられなかった時の歴史は話で聞いたみたいだけど、普通に南北分断を含め関与しないのかな。

最終的に、坂本と西郷の友情がテーマだったらしいから、ラストはあれでいいのかな〜。てっきり、西郷も生き残って、また違う歴史が始まるのかと思った。

お互いが、別の場所で歴史の書き替えについて聞いたあとの、かたや銃撃戦、かたや親子で花火のシーンは、わざとらしいくらいの対比かな〜と思いつつ、かたや歴史を取り戻す(取り戻せるとして)、かたや消え去るかもしれない、を想像して観れば、シーンのかわりぎわとか流れもよくて、なんだかんだ言っても、いいシーンとして記憶されてしまった。

でも、トオルだし、日本語無理があるし、もっとかっこつけたドンゴン氏がみたいので、やっぱり、日韓版あぶ刑事にしてほしかった。そんな感じ。


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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