ドラマ!ドラマ!ドラマ!
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| 2002年03月19日(火) |
好き好きハッピー・エンディング |
わりかし・・・って、関西弁?わりと、割合、が全国区?割合、自分の思ってるような感じで最終回だと嬉しい。もしくは、ドラマの流れとか、一番騙されたくないのが予告編なんだけれど、それで「え?ウソ?やめて・・・そんな終わり方・・・」と、思っているのを裏切られるのは嬉しい。
『人にやさしく』が、昨日終った。あぁあ、よかったです。まさに↑の例だからさ。色々あったけど、拳ちゃんのお父さん、出てきたけど再会を果たしたけど、そして拳ちゃんもお父さんを許せて、心の中にある愛情を表に出してあげられるようになったけど、でも、亡くなった。ドラマの中でもやっぱり、人が亡くなるのは嫌だ。でも、人は死ぬものと生まれた時に決まっているイキモノだから、それをドラマで描くのは極普通のこと。問題は「死に落ち」が嫌い、徹底的に許せない感じがする。ドラマの収集つけられへんくなったからって、登場人物の誰かを作り手が殺す、と感じられるのは嫌いだし、それまで楽しく(悲劇的なものでもある意味、どうなるのか待つというのは楽しく見ていることだよね?)見てたのに・・・もう、がっかり、だいなしやんか!ってなる。
『人にやさしく』最終回予告で、明が泣きながら「もっとみんなといたい」って言ってたから、前ちゃんたちが納得できる明にとって幸せな人が迎えにきてくれるって事だろう、とは思った。でも、私は騙された。ラス前のラストの、日向さんたちの動向に。明のナレーションに。自殺っていうのもドラマとして安易につかってほしくないから、余計反応したのかもしれない。そうなのだった。「自殺した」って言っただけで「死んでいた」とは言ってなかったよ。明のママ、麻生さんだった。この人、ぼけてる役もすごく好き。コメディエンヌとしてもっと活躍したらいいのに、って思うけど、痛々しい役が結構似合う。「ばかだよ、あんた!」前ちゃんの超見せ場がそこにあった。そうなのよ、明はいつか迎えにきてくれると信じているから、そして一緒に待ってくれる仲間がいるから待てるけど、迎えに来る人がいなくなっちゃ本末転倒じゃないですか?ママ、生きていてくれてよかったです。強くて泣き虫で、人にやさしい、仲間もいっぱいいる明と支え合って、パパを待ってください。パパも反省して、罪を償って、2人のもとに帰ってください。あぁ、よかったよ。本当に、うまいつくりになっていたと思うよ。泣かせて笑わせて、泣かせて笑わせて、ってね。ラストにその後のみんなは映ったけど、明たちは映らなかったね。ママの田舎があって、そこにでも帰ったんだろうか。どこでもいいのなら、「いつでもまた会える」とはいえ、サヨナラしなくても、近くに住めばいいもん。心強いやん。みんなも明と離れたくないだろうし・・・。どうしてるんだろうね。
そして、拳ちゃんはゆうさんにあっさりプロポーズO.K.してもらったと思ったら、一緒に働いても「つけ」はみんなの分も返さないといけないのね。ふふ、太朗ちゃんも花子にやっぱり好きだって言われてるし、マジで弁護士の勉強はじめたりして。あぁ、そういえば、33万づつ、内緒にしながらちゃんと3人とも用意していて99万「今度は落とすなよ!」って、明に返せてよかったね。こういうオチは好き。「1万円はまだまだ借りだ!」っていうのも。それから最後におんなじような格好した女の子が(あんたどっからきたの?なんでゲレンデで?だけど)前ちゃんに手紙渡して、まさか?とも思わずに前ちゃんは読んで、やっぱり、そのまさか?みたいで、「何ぃっ?!」で終る感じも、私は好きなの、こういうの。(望ちゃんが、前ちゃんに嫌われてるって思ってたのは解消してもいいけど、告白するなら、そりゃ、前ちゃんからでしょ?だけど、できればこの2人には、まだちゅうぶらりんで、どうなのよ?ってとこで終わって欲しかったな・・・。で、SPとか続編やって欲しいみたいな・・・で、そこでもこのカップルはちゅうぶらりんで終るの)
『初体験』も終りましたね。♪あれもしたい、これもしたい♪って、それは『人にやさしく』のテーマでした。真智先生のしたいしたい病もおさまって、何がよかったって、それが最終回っていうのが一番嫌だったの。安易すぎるやん!ってさ。それが最悪のシナリオだったから、途中でお二人がお結ばれにおなりあそばしたので、ほっとしました。あとは、どうなるんでい?心配の種は、「胡桃」のマスターとオダジョーだな、ってくらいで。矢島健一、最初はナレーションで知ったんですよ、確か。いつの話よ。テレビで矢島健一って名前見て「こ、この人か・・・」いつの話よ・・・。すごい集団でテロップに名前が出てた人だったもん。「声も男前だけど、男前やん!」そのうち集団からちょっと離れて、でも癖のある役が多かったから、こういうストレートな男前ブリを発揮できる役って嬉しいでしたわ。1年後のシーンでお元気で、本当良かったですわ。いつも「胡桃」は他のお客さんいなかったけど。 オダジョーも、ちょっと切れかかってて、そりゃもっともさ、オダジョーの思い込みがあったとしても(遊園地がいくら楽しかったとは言え)「本命が振り向いたとたんに用なしかよ?!」って言いたくなるのもわかる真智先生具合だった。男子の気持わかってないんだからっ!!でも、一瞬「嫉妬の香り」コースかと思ったよ。大学行ってるんだか、どうだかわからないけど、1年後の「1ヶ月ごとに真智先生を口説いている」のも好きだし、その結果なびかない真智先生に安心してるっていうの、オダジョー!成長したねぇっ!!好き、好き、そういうの。
で、懸念の由加里もなんとかやってるし、もっと懸念だった琴美、最終回はもしかして、ダンナの転勤じゃなくて離婚を決意したのか?って思うくらいだったけど、1年後はベビーちゃんも生まれて、ダンナにぴしっ!っと言えるようになって、それをダンナもわかってくれてようで、安心しました。
で、今度こそ、で、主人公さ。お結ばれあそばしてからのラブラブぶりは、ちょっと意外なくらいだったので、いいです。最初、真智先生が由加里に遠慮っていうか、友情を大切に路線にいきそうで、嫌だったんだけど、だって、そりゃ、辛いけど由加里の言う通り、彼女はわかってたよ「フサちゃんは、私が先に出会ってても、後で真智に会ったら、真智を好きになる」「フサちゃんを失うより、真智を失う方が痛手かも」つまり、男でダメになる友情なんて、もともとダメちゃうの?ってことだし、それくらいの男なら、そのうち忘れるでしょう、とも言えるし、なのだ。だから、素直にラブラブに走ってくれていいんです。意外だったのは、フサちゃんの方の「離れたくない」気持が強く描かれてた事。気取らない素直なフサちゃん、好感度アップ!!しかも、離れても大丈夫と感じるって、格好いいですよ。それが信じられるって、奇跡的かもしれないけど、離れたら何するかわかんないよ?っていうのアリアリで、「大丈夫」って自分の仕事のためだけに言ってる風じゃなかったのがよかった。うーんと、どんなセリフだったかな・・・。嫌味じゃなかったからよかったんだけどな。 そう、2時間しか会えなくても、会えるチャンスを生かして会って、会えない間も2人は電話しているでしょう。寂しい日もあるかもしれないけれど、離れていて不安っていうのを感じないっていうの、スゴク素敵と思います。中国から子供もいる人がお仕事で派遣されてきてたことがあって、私の部署ではないので、お話することはなかったけれど、全部で2年とか言ってたと思う。勉強のために夫と子供を国に残して留学するのは、全然「家庭を顧みない」というイメージがないみたいで、そして、だんなさんも別の期間、留学していたらしく、個人の希望をバックアップするために家庭がある、というイメージかな?そういうほうが強くて、スゴク羨ましいと思ったことを思い出しました。真智先生とフサちゃんも大丈夫さ。本当の気持ちを隠して、相手の気持ちを尊重する、例えば真智先生の病院がなくなるかもしれないことを打ち明けないままとかだったら、嫌なんだけど、「あなたが行くなら獣医を辞める」「君が残るなら俺も行かない」素直な気持もぶっちゃけつつ、「本当は獣医を続けたい」「本当はこの仕事をやるためにペルーに行ってみたい」それを2人の未来を信じることを感じる(ややこしい)事で実現して、いい終わり方だったんじゃないかと思う。後日談つきっていうの、流行?1年後もそれを感じつづける2人でいれたし。
シーン的には、決め台詞とわかっていても、雪を実際に降らせて「雪ってあったけぇ」っていうのはな、なくてもよかったんじゃないの・・・・と、思う。由加里がブーケを「もーらった」っていうシーンが気にいったから許すけど・・・。って、何様? じゃ、最後にもう1回。フサちゃん、フサちゃん、フサちゃーーーーんっ!! (ドラマのフジッキーとはしばらくお別れ)
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