よるの読書日記
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2007年06月09日(土) タフィー、ショートブレッド、ライスプディング

『続 学校一のいたずらっ子エリザベス』 <イーニッド・ブライトン/新学社>
続編があったんですよお客さん。前編を買って二十年
近く経って気づくのもどうかと思いますが。
もともとこれ、小学校で夏休み前に渡される推薦図書(注文書兼封筒に
丸つけてお金入れて先生に渡して買う仕組みだった)んですよねぇ。
続編が出た頃にはもう中学校だったんでしょう。

あああ。懐かしのホワイトリーフ学園。私のイギリス好きのルーツは
もしやここか?(旅行本や紀行本はかなりの数読みこなしている。
が、実際いつになったら行けるものやら。暇ができてもテロが怖い)

いい子になると決意したものの、新学期もやっぱり敵を作ってしまう
エリザベスがかわいい。男の子相手に派手なケンカするけど小さい子を
かばってのことだったり。
人の欠点が目に付いても自分の過去から咎めるのはおかしい。と自分に
言い聞かせて我慢したり、頑張ってはいるのだ。

実際問題こんな劇的にいたずらっ子やいじめっ子が改心するのは
なかなか難しいと思いますが、それでもここみたいに問題を
ある程度小さな芽のうちに摘んでいけば、現代日本のように学校が
荒廃することはないかもなぁ。とも思ったり。

前作は及びませんが(読むと条件反射のように泣けてしまう。)
やっぱり面白いです。旧友に再会した気分。
あと、ジョーン(エリザベスの親友。良識派)が幸せで嬉しかった。


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