よるの読書日記
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| 2003年11月30日(日) |
みのタウリン(←意味ないが元気そう) |
『美濃牛』<殊能将之/講談社ノベルス> 山村で起こる連続殺人事件。愛憎恩讐渦巻きまくってる一族。 なかなか正史な感じでよろしいんじゃございませんでしょうか。 取材だの何だので訪れた土地には美少女が待ちかまえている。 これは浅見光彦のようですな。 飛騨牛だから価値があって、仮にどんないい牛育てても美濃牛。 考えてみるとなかなか興味深い。 同じ県内でも差があったりライバル意識があったり仲が悪い地域が あるというのはよく聞く話であります。 岐阜県の場合はどうなんだろう?飛騨の方面、高山以南だと 富山との交流のほうが多いんじゃないかなぁ? 空の便使うとしても富山空港だろうし。 逆に美濃の方は名古屋なんでしょうね。実際お買い物は 名古屋ですると岐阜の友人が言ってました。
ミノタウロスって、母親の夫(父でなく)に迷宮に閉じ込められて 異父兄弟に殺されちゃうんでしたっけ? これって結構物語を暗示してるよなぁ。うまいね。 講談社ノベルスは相変わらず凄腕揃いだのう。
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