よるの読書日記
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2003年11月12日(水) 「異端」

『クロスフィア』下<宮部みゆき/光文社>
超能力というと、闇の結社がつきもの(笑)。
何でそう裏から手を回そうとするかな?
孤高のヒロインは確かに彼女なりの正義で戦おうとして
いたのでしょうが、彼女もまたその力を持て余して、
加害者となっていたことなども明らかになります。
だんだん展開が苛烈になってきて、あちゃーこれは
平穏には終わらないのかな?と思ったり。

勘のいい人、とかキング風に言うと輝きのある人、
というのはやっぱりいるのだろうし、
それで得をしている人もいるかもしれない。
歴史モノなんかでは普通にシャーマンって
尊敬されてる存在だったりするのに、
現代小説や映画では不幸な人がわりと多いですな。
「シックス・センス」の僕なんか典型?



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