よるの読書日記
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2003年09月17日(水) 泣き笑いのフクザツ

『陋巷に在り』13 <酒見健一/新潮社>
最終巻のようです。最後の一行まで、えっこれで終わりなの?
って思いましたが、そういう終わり方でいいのかも。
顔回という人は孔子の最愛の弟子であり、まあ早世して
相当師を嘆かせたというのも有名な話で何度も作中でも
触れられていたわけでありますが、んー。
最近挙動不審ね、でもまだ言わないで……と
「恋人に別の女ができて別れを告げられる三十分前」
みたいな覚悟の決め方していたら
「田舎の老母が倒れて、医者は長くないって言ってる。
せめて安心させて逝かせてやりたいんだ……。」
と言われた長すぎる春のOLの気分であります。
何言ってんだか。


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