よるの読書日記
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2003年09月10日(水) 似て非なる

『睡蓮の長いまどろみ』下<宮本輝/文藝春秋>
蓮と睡蓮は別物だそうです。知りませんでした。
ボタンの掛け違いというか、ビリヤードの打ち損ねというか、
世の中思いもかけない出来事がその後の人生にも大きく
響くことがあるのですね。
そしてまた、ありがちな失敗やささいな嘘が
自分の人生に最後までしがらみや戒めとして残ったり、
ひどいことには他人の人生を狂わせたりする。

何となく哲学的な気分になる一篇でした。


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