よるの読書日記
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『陰陽師 生成り姫』<夢枕獏/文春文庫> なまなりひめ、とお呼びします。最初きなりかと思った。 (映画観たのに……。) そう、映画の(荒唐無稽な部分)減筆修正版。 あるいは「鉄輪」の加筆長編版。初の長編と言うことで、 初めてこのシリーズを手にとる人にも読みやすくなってます。 まず安倍晴明とは、みたいなところから始まってるので。 もちろん、文庫になるたび欠かさず買うのにいろいろ 中身を忘れちゃう私のような人にも親切設定。 映画よりも、哀切で残酷な物語になってると思います。 しつこいようだが博雅はいい男だね。普通いい人と いい男は両立しないもんなんですが、成り立っちゃってるところが 素晴らしい。
『創竜伝』12巻<田中芳樹/講談社> 実は読んでから半年以上経ってると、流石に忘れてます(笑)。 最近では書名から検索してあらすじを調べて書いたりして、おーい。 でもこれは持ってるもーん。東京駅で買ったんだ。 確か番外編だったよなー。えー。……ない。本棚?鞄?ない。ない。 大掃除したばっかりのこの部屋にっ。 旅行鞄まで探した挙げ句、二十分後にベッド下から発見。足元側。
しょうがないからもう一度読み直しました。おお、岳飛伝の 話が対談で出てら。……今思い出したよ。 三男坊と六仙(ネズミ・ネコ・ヘビ・イタチ・ハリネズミ・キツネ)との 絡みが可愛いです。全部で八仙になるそうで、それはそれで楽しみですが、 11巻も言わば番外編だった訳で、早く本編の続きが読みたいな〜、 というのが本心。だってまた忘れちゃうし。
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