よるの読書日記
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2003年08月07日(木) 忘れん坊

『陰陽師 生成り姫』<夢枕獏/文春文庫>
なまなりひめ、とお呼びします。最初きなりかと思った。
(映画観たのに……。)
そう、映画の(荒唐無稽な部分)減筆修正版。
あるいは「鉄輪」の加筆長編版。初の長編と言うことで、
初めてこのシリーズを手にとる人にも読みやすくなってます。
まず安倍晴明とは、みたいなところから始まってるので。
もちろん、文庫になるたび欠かさず買うのにいろいろ
中身を忘れちゃう私のような人にも親切設定。
映画よりも、哀切で残酷な物語になってると思います。
しつこいようだが博雅はいい男だね。普通いい人と
いい男は両立しないもんなんですが、成り立っちゃってるところが
素晴らしい。

『創竜伝』12巻<田中芳樹/講談社>
実は読んでから半年以上経ってると、流石に忘れてます(笑)。
最近では書名から検索してあらすじを調べて書いたりして、おーい。
でもこれは持ってるもーん。東京駅で買ったんだ。
確か番外編だったよなー。えー。……ない。本棚?鞄?ない。ない。
大掃除したばっかりのこの部屋にっ。
旅行鞄まで探した挙げ句、二十分後にベッド下から発見。足元側。

しょうがないからもう一度読み直しました。おお、岳飛伝の
話が対談で出てら。……今思い出したよ。
三男坊と六仙(ネズミ・ネコ・ヘビ・イタチ・ハリネズミ・キツネ)との
絡みが可愛いです。全部で八仙になるそうで、それはそれで楽しみですが、
11巻も言わば番外編だった訳で、早く本編の続きが読みたいな〜、
というのが本心。だってまた忘れちゃうし。


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