よるの読書日記
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| 2003年08月01日(金) |
みんなでおでかけ(おじいちゃんはるすばん) |
『アースシーの風 』<ル=グウィン/岩波書店> あれで終わりだって言ったじゃん!完結の筈でしょー!! と、偶然新聞の読書欄で新刊案内を見たときは思いました……。 物語はあれからさらに年月が過ぎ妻と養女と静かに暮らす ゲドは完全に好々爺。若い頃冒険に生き、平穏な老後って 何かいーですな。 そこへ亡くなった妻の悪夢を見るというハンノキが訪ねてきます。 あの世とこの世の境界の破綻の暗示。悪夢って辛いもんです。 もっとも私、最近は見ても忘れるか解釈の必要もないほど わっかりやすい夢しか見ないけど。 1〜4巻の懐かしい顔にも再会。でもまぁ、やっぱり もう児童文学の枠に組み入れるのはやめたほうがいいかもな。 4巻ほどじゃないけどさ。1〜3巻を読んだ子供達よ、 大きくなるまで我慢だ。
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