よるの読書日記
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2003年06月20日(金) トリビュート

『金田一耕助に捧ぐ九つの協奏曲』
<赤川次郎・有栖川有栖・小川克己・北森鴻・京極夏彦・
栗本薫・柴田よしき・菅弘江・服部まゆみ/角川書店>
現代の作家による金田一短編集。なかなか面白かったです。
京極さんのは成城の先生が登場。つまり横溝さんのことね。
でもこれ、短編と言うよりまだ出版されてない『陰摩羅鬼の瑕』
の一部分だそうで。んがー。楽しみが募ります。
別人を扱ってるのが有栖川(錦田一・金田耕介)北森(近田一)
菅(金・田・一)の三名。
そして恐れ多くも本人ご登場なのが小川・栗本・柴田・服部・
赤川の作品。これはやっぱり自信ないとできない所業かも。
でもさー、編集の人、赤川先生に言った方が良かったんでないの。
「金田一耕介が孫と活躍、って設定はどうでしょうか……。」
言えないよねぇ、言えないよー。原稿貰うだけでもありがたいもん。
ま、孫活躍でないし。ご多忙の上クラシック音楽と
オールドムービーを愛する赤川先生が土曜9時枠のドラマや
少年漫画をご覧になるとは考えられないし。余計な嫌疑をかける人は
いないとは思うのですが。


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