よるの読書日記
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そう言えば昔は野沢尚と言えば、大人のドロドロした 恋愛ドラマの脚本が多かったですよね。 最近は彼も含めてそういう見応えのあるの少なくなったので、 『水曜日の情事』<野沢尚/新潮社>が 放映中は操とあいのバトルが楽しみだった私。 旦那死んだばっかりなのに親友の夫に手ぇ出すって 名前が泣くぞ、操サン。 しかし中途半端に姑息な小娘は大嫌いですが、 卑怯に卑怯を重ねて無敵になった悪女は好きになれそうです。 友達にはなりたくないがな。
野沢ドラマはいつも音楽が印象的ですが――中島みゆきが 主題歌のドラマに出演してたこともあるし――今回は 愛人ソングとして奥村チヨの曲がふんだんに出てきます。 私、愛人ソングと言えばテレサ・テン(それもかなり男に都合の いい女)だと思ってましたが、昔からあるジャンルなのね。 でもまぁ二十一世紀、囲われじゃなくて 自分で食べていける経済力(旦那の遺産も可)があって、 相手の女房に絶対ばれないように綱渡りのスリルを楽しむなら、 愛人も楽しそうですよね。私は面倒くさいからごめんだがな。 大体において火遊びのつもりが大火事になるのが こういう話の常ですしね。
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