よるの読書日記
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2003年02月19日(水) 愛人ソングの水曜日

そう言えば昔は野沢尚と言えば、大人のドロドロした
恋愛ドラマの脚本が多かったですよね。
最近は彼も含めてそういう見応えのあるの少なくなったので、
『水曜日の情事』<野沢尚/新潮社>が
放映中は操とあいのバトルが楽しみだった私。
旦那死んだばっかりなのに親友の夫に手ぇ出すって
名前が泣くぞ、操サン。
しかし中途半端に姑息な小娘は大嫌いですが、
卑怯に卑怯を重ねて無敵になった悪女は好きになれそうです。
友達にはなりたくないがな。

野沢ドラマはいつも音楽が印象的ですが――中島みゆきが
主題歌のドラマに出演してたこともあるし――今回は
愛人ソングとして奥村チヨの曲がふんだんに出てきます。
私、愛人ソングと言えばテレサ・テン(それもかなり男に都合の
いい女)だと思ってましたが、昔からあるジャンルなのね。
でもまぁ二十一世紀、囲われじゃなくて
自分で食べていける経済力(旦那の遺産も可)があって、
相手の女房に絶対ばれないように綱渡りのスリルを楽しむなら、
愛人も楽しそうですよね。私は面倒くさいからごめんだがな。
大体において火遊びのつもりが大火事になるのが
こういう話の常ですしね。


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