よるの読書日記
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『天国への階段』下<白川道/幻冬舎> ドラマではヒロインの過去・現在・娘がどうにも 統一感の無い感じだったので、小説読んでいるときも そのイメージが邪魔して読みにくかったです。 ドラマ見ているときは女優さんが設定にそぐわない感じで いらいらしてたんですけどね。人間勝手なもんです。 結論からいうとこの話、恋を成就できなかった 男女の二十年越しの心中だったのね。 それに振り回された人たちもいい迷惑だ。特に子供たち。 というか二人が引き裂かれそうになった時点で 逝ってたら彼らは生まれてないのか。運命って皮肉。 それにしても愛する人の子を身ごもっていると確信するまで 婚約者に体を許さず、血液型もしっかりチェックしといて ちゃっかり結婚相手の子として育てる用意周到な奥様は 十八歳……。そんな大博打を打つ度胸あるなら駆け落ちでも すればよかったのに……。
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