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| 2001年11月21日(水) | 何言うてまんねん |
『三番町萩原屋の美人』其の拾四。
シリーズ最長作品『蝮』完結。
やっと胸のつかえが下りましたよ、ふー。
ど助平でわがままで金遣いも荒くてロボットなんか作るくせに
写真嫌いの迷信家で、どーしょーもない人ですが
どこか暖かくて父性の権化みたいなご隠居様。
こういう矛盾が平然と成り立っちゃう所が人間ですね。
愛すべき矛盾人と言えば、
『X』17巻
登場人物全員が眉間にしわ寄せてるか嘘笑い浮かべている
ハードな作品の中であの明るさは貴重。半面シリアスも決めるし
意外に頼れるし人間観察眼もあり。
今回は健康運に要注意ですが恋愛運は絶好調。
良かったねー。しかしお坊さんと巫女さんって
組み合わせとして許されるのだろうか？
相変わらず宗教事情に詳しくない私であります。
シリーズもとうとう『終末�機戮噺世Δ海箸如△修蹐修�
終わりに近づいてきています。有栖川空汰氏についての最大の
心配は「自分の愛する女のために死ぬ」予言のことですが。
夢で「愛するひとのために死ぬ」と言われた小鳥ちゃんは
「愛するひとに殺された」訳で。どうなっちゃうんですかね。
願わくばあまりに哀しいのは止してほしい。
人間的で優しい空ちゃん、できれば嵐ちゃんと幸せになって
欲しいとお姉さんは祈っておりますよ。
これで一人称が‘わい’でなけりゃ、あなたのこともっと
愛せたのだけれど。
いくら関西人だからってイマドキいるのか高校生で。
