聞くところによると人は浮気すると本命の恋人に優しくなるらしい。
あれは後ろめたさもあるでしょうが
自分が放っておいてる間に向こうがどうしてるか気になって
つい構う、ってこともあるんじゃないですかねー。
背中向けている間、相手も違う誰かをみつめていたかもしれない。
とんでもないことをしでかしていたかもしれない。
ま、浮気しないと確かめようがない仮説なんですが。

私は読書の場合ばっちり当てはまります。
根本的に集中力がないらしく、二冊以上の本をちょっとずつ
読む方が、じっくり一冊ずつ読むより早く読める。
おかげでひどい時は４，５冊読みかけだったり。

ここ数日約三分の一の所から全然進まなかった
『合衆国崩壊』２巻<トム・クランシー／新潮社>、
別の本と並行しながら読んだらあっという間に読了。
読む→飽きる→違う本を読む→
→前の本の続きが気になる→読む…を繰り返してる状態。
たぶん３，４巻も似たような読み方になると思います。
世界規模で事件が展開しているので緩衝材がないとしんどい。

上の小説にも出てくるし、今世界中で注目を浴びている地域なのに
イスラム圏のことってあんまり良く知らないので、
『国際結婚　イスラームの花嫁』<泉久恵／海象社>
と言うのを読んでみた。
もっとも結婚したの５０年前で、もう孫もいる日本人女性の話です。
内戦を避けて１５年前からニューヨーク在住。
今アメリカに住むイスラム教徒って肩身狭そう。
原理主義と一般的な教えはきっと違うよね？
コーランって「異教徒なら殺してもいい」とか言う
了見の狭い聖典じゃないと思ってたんですが。
ブッシュ大統領夫人の言うように、女性差別も許し難い。
子供を産む道具じゃないっつ〜の。欲しけりゃ己が産め！

夫はアフガニスタン出身で当時日本に来ていた実業家。
結婚してから
「実は一人目の妻と男の子４人がいる。」
と言われてショック受けたと言う話が。
黙ってたのは君とどうしても結婚したかったからだ、
離婚なんて言わないでくれイスラム教徒の男性にとって
最大の侮辱だ…ってあまりにもひどくないか？
嘘はついても良いの？
言わなかったら騙していたのと同じことだよねぇ。

そんな大事なこと聞かなかった方もどうかとは思うんですけど。
敬虔なイスラム教徒の方は４人まで妻帯できるそうです。
ただし異教徒との婚姻は禁じられているとか。
入信する前にその点については学ばなかったのかな？
恋に夢中で何にも考えてなかったのだろうか。ダメじゃん！

もちろんコーランも闇雲に一夫多妻を
奨励しているわけではないそうです。
そこには「平等にできるなら」という条件がつく。
―――できる男、いるのか？
本と違って、生きてる人間は普通黙って待っててくれないよ。
それ、暗に一夫多妻なんて無理だよと言ってるんじゃ…。

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