よるの読書日記
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| 2001年10月24日(水) |
しかし原題と違いすぎ |
『日米開戦 上』<トム・クランシー/新潮文庫>。 結末に起こるシーンがニューヨークのテロ事件の モデルではないかと話題になった作品。 原題を直訳すると『名誉の負債』・・・どういう意味だろう。 この作品は次回作の冒頭にもなるらしいです。
内容はなんと、日本財界のドンが米に戦争を仕掛けるもの。 冷戦軍縮の隙を衝いて核を製造、自衛隊と米軍の合同演習中に空母を叩き、 さらに経済パニックを仕掛けるなど、同時多発的巧妙さ。 映画化された『レッド・オクトーバーを追え』 『パトリオット・ゲーム』『今、そこにある危機』などに 登場のライアンが主人公。 でも映画は見た覚えがあるんだけど大分前だったし、 ハリソン・フォードが演じてたことくらいしか覚えていない…。
まだ下巻に手をつけてませんが怖い位の迫力。 それに日本文化や社会にも精通してるみたい。 読んでてそれほど違和感ないもの、描写が。 たまにあるとんちんかんな人名もない。 特に戦力についての知識が豊富らしい。 一般的日本人より旧日本軍に詳しいんじゃないのこの人。 尊敬するわトム!でも知らないがゆえに 正しいかどうか確かめようがないんだけどネ。
早く下巻を読みたいのですが、私は図書館の本を よくなくす(自分の本は忘れても絶対に戻ってくる) 前科持ちなので、当分お預け。
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