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| 2001年10月19日(金) | 需要があるから通用するのだ |
「陋巷に在り」１・２<酒見健一／新潮社>
1巻を読破するのに手間取りましたが、2巻からは
スムーズに読めるようになりました。慣れたらしい（笑）。
孔子の話らしいと予備知識なしで読み始めたんだけど、
正確に言うと顔回の話みたいですね。
単行本はあらすじがなくて不親切。
意外やこの陰陽師ブーム時にその大陸版を読むことになろうとは。
時代的にはもっと土着的な臭いが残ってる感じですが、
たぶんこれがもっと洗練されると陰陽道になるのでしょう。
ヒロイン�茲蓮峺綉楙�説」<新潮社>の銀河に近い印象。
活発で元気な女の子です。庶民の子とは言えかっぱらいが
得意だったり、その辺どうも溌剌すぎるかな？
もう一人気になるのは悪の華、その名も悪子蓉。
呪術で男をたらしこむ怖いおなごです。
好きな人が自分だけ好きになるようおまじないしたいと
思う女の子は多いでしょうが、
一瞬でもいいから別嬪さんにたぶらかされてみたい
願望がある兄さんとどっちが多いでしょう。
――潜在的には後者の気がしてならない私は男性不信でしょうか？
