よるの読書日記
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津田雅美の「気まずい関係」<「天使の棲む部屋」収録/花とゆめコミックス>で 本好きの主人公が読書の秋に「一生のうちに読める本には限りがあるのよ、 叩き込めるだけ叩き込んでお墓に行きたーい!」 と言うような台詞を吐くシーンがありましたが、 今の私の心境はそれに近いです(-_-;) 「永遠の都」シリーズが止まらない〜〜。 3、4巻をノンストップで読み干してしまいました。 休館前にもう一回図書館行かねば。
3巻は一応ヒロイン(なのかな?)初江の息子悠太の目から見た世界。 同じ事件や人も子供の視点から見ると全然違っていて面白い。 子供って思いのほか大人の発言をちゃんと覚えていたり、 別の観点から人間を評価したり(こっちの方が正確なことも)するんですねー。 そいえば今思えば私も子供の頃は大人が思っている以上に 自分が色々考えていると知っている嫌な子供でした。
4巻は逆に大人の視点で見る世界。女は怖いなぁ。 姦通の疑惑をかけられて(事実あるのだけど)嘘八百並び立てつつ、 心中では女中に手をつけた夫やずっと妾を囲ってた父や その妾だった継母に言われたくないわよ、 と罵りながら泣き伏すんですよ。 まぁね。一回り近く若い旦那の甥っ子に愛されちゃって 子供までそいつの子かも(血液型からはわからず、 血縁関係があるのでどっちにも似ているように見える。) しれないんだもの、必死で秘密守るわな。 2巻で子供の出生の疑惑愛人に打ち明ける所なんかドキドキしましたわ、 アンナ・カレーニナ(愛人の子を産む)を読んでる話を長々として、 最後に「あなた、鈍感だわ。」だぜ。怖っ。
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