よるの読書日記
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もうすぐ図書館が蔵書整理期間に入ってしまうので、 「永遠の都」<加賀乙彦/新潮文庫>シリーズをまとめ借り。 今2を読み終えたんだけど、しかし本当に女性のバトルが怖い話です。 見たことないけど流血格闘技より怖いかも。大きな個人病院が舞台なのですが 女中頭(元婦長)⇔古参の薬剤師⇔現婦長(院長の元オンナ、一児有り)が 三つ巴で仲悪く、事務長だった正妻(絶対心労が寿命縮め)が亡くなったら ちゃっかり妾(元看護婦)が乗り込んできて、しっかり後妻に収まって でかい顔すると言う…。昔近所にあった病院の、妙に後ろめたい感じの 裏口の雰囲気とか噂とか、思い出して身震いしてしまいました。
ところでこの小説の話を某ベテラン看護婦さんにしたら、 「どこにでもある話だよ。」 だって。婦長の子供が病院長に似ていると言うのが昔は 個人病院のセオリーだったそうで。 つーか自分のオンナを婦長にしちゃってたらしい。 他にもすんごい話聞いたけど、おぞましくてとても掲載できません。
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