よるの読書日記
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2001年09月22日(土) 事実は小説よりも

もうすぐ図書館が蔵書整理期間に入ってしまうので、
「永遠の都」<加賀乙彦/新潮文庫>シリーズをまとめ借り。
今2を読み終えたんだけど、しかし本当に女性のバトルが怖い話です。
見たことないけど流血格闘技より怖いかも。大きな個人病院が舞台なのですが
女中頭(元婦長)⇔古参の薬剤師⇔現婦長(院長の元オンナ、一児有り)が
三つ巴で仲悪く、事務長だった正妻(絶対心労が寿命縮め)が亡くなったら
ちゃっかり妾(元看護婦)が乗り込んできて、しっかり後妻に収まって
でかい顔すると言う…。昔近所にあった病院の、妙に後ろめたい感じの
裏口の雰囲気とか噂とか、思い出して身震いしてしまいました。

ところでこの小説の話を某ベテラン看護婦さんにしたら、
「どこにでもある話だよ。」
だって。婦長の子供が病院長に似ていると言うのが昔は
個人病院のセオリーだったそうで。
つーか自分のオンナを婦長にしちゃってたらしい。
他にもすんごい話聞いたけど、おぞましくてとても掲載できません。


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