よるの読書日記
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2001年09月17日(月) 放っておくとこうなる

また幕末マイブームが来そうな予感。肩慣らしに
何年かぶりに「龍馬伝 野望編」〈つかこうへい/角川文庫〉
を読み直す。まだ「青春編」「決死編」と続くのですが、
内容の過激さにちょっとついていけなくて放ったらかしにしていたのです。
えー、「沖田総司は、Bカップだった。」ていうキャッチコピーで
映画化もされた「幕末純情伝」〈同上〉と設定は良く似ています。
あの映画についてはワイドショーの取材で
「ま、何カップだろうとさらし巻いてた筈ですけどね。」
「何が言いたいんですかっ。」
と龍馬役の渡辺謙と総司役の牧瀬里穂が掛け合い漫才(?)
していたことも記憶に新しいです。
――どーしてこう人生になんら関係のない情報ばかり
忘れないんだろう私の脳は。

話を戻すとあの美貌の剣士は川原の捨て子で
実は女だった!と言うのはほぼ一貫した設定なのですが、
「純情伝」では幕臣小栗忠順の義妹だったのに対し、
「龍馬伝」では更に飛躍して、実は不吉な予言のために
妖刀菊一文字を添えて捨てられた帝の第一皇女で、
幼い頃は川原者(被差別芸能民)に拾われて育てられた
勝海舟(若い)の義妹、とまぁ正統派歴史ファンだったら
泡吹くような内容なんです(^_^;)
他にも土方は田んぼも持てない土方(どかた)だったとか、
フィクションにしても大胆でしょ?

そろそろ私も大人になったし、続きを読もうかなーと
思って取り合えずオンラインで調べてみたら、
何だかうまく行かない。検索にすら引っかからないサイトも。
あーもうこれだから角川はっ。
すぐ廃刊にしちゃうんだからぁー!!



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